こんにちは、Dancing Shigekoです!
ニコラス・ケイジ作品を見ていく。
今回は映画『PIG/ピッグ』を紹介します!
[基本情報]
原題:Pig
監督:マイケル・サルノスキ
脚本:マイケル・サルノスキ
原案:マイケル・サルノスキ
ヴァネッサ・ブロック
製作:ニコラス・ケイジ
トーマス・ベンスキー
デヴィッド・キャリコ
ベン・ギラディ
ヴァネッサ・ブロック
アダム・ポールセン
ドリ・A・ラス
ジョセフ・レスタイノ
スティーヴ・ティッシュ
ディミトラ・ツィングー
製作総指揮:マイケル・サルノスキ
ロバート・バートナー
レン・ブラヴァトニック
ダニー・コーエン
マリサ・クリフォード
アヴィヴ・ギラディ
ヴィンス・ホールデン
ボビー・ホッペイ
ティム・オシェア
ヤーラ・シューメイカー
音楽:アレクシス・グレイプサス
フィリップ・クライン
撮影:パトリック・スコーラ
編集:ブレッド・W・バックマン
製作会社:アルティチュード・フィルム
AIフィルム
ブラックボックス・エンターテイメント
エンデヴァー・コンテント
パルス・フィルムズ
サターン・フィルムズ
ヴァルパライソ・ピクチャーズ
上映時間:91分
[登場人物]
ロビン・”ロブ”・フェルド:ニコラス・ケイジ
街から離れた森で生活している。トリュフをとって、売っている。
アミール:アレックス・ウルフ
ロブからトリュフを仕入れて街で販売している。
ダリウス:アダム・アーキン
アミールの父。ポートランドで成功している実業家。
[内容]
ロブは森で豚と生活をしていた。その豚はトリュフを探し当ててくれる。その豚が何者かに連れ去られてしまう。ロブは豚を取り返そうと、トリュフを受け取りに来るアミールに命じて、街まで出ていくのだった。
[感想]
ロブは盗まれた豚を探しにポートランドへ出ていく作品。
・豚と生活
映画のタイトルが「PIG」。どんな作品なのかと思ったら、豚と生活している男性ロブの物語。森の中で生活をしている。どうやらトリュフを豚に探させて、そのトリュフを売っているみたい。
その豚が何者かに盗まれて、ロブが探しにいくと言う流れ。
ポートランドに出ていくと、ロブのことを知っている人がちらほら。ロブからトリュフを買っていたアミールは彼が何者なのかを知らず、ロブが何者かを知って、驚きを隠せない。元々はポートランドで名の知れたシェフだったみたい。
どうしてそのシェフが森で豚と一緒に過ごすようになったのか。なんとなくは描かれているけれど、詳細は不明のままだった。
妻ローリーが亡くなって、シェフを辞めて森に引っ越していったと言う感じだろうか。その時に豚と一緒に生活を始めた、と言う感じなのかな。
・豚に愛着
と言った想像をしてみると、豚を執拗に探し回る理由も分かる。トリュフピッグと言って、トリュフを探してくれるから、探しているように見せておいて実はそうではない。トリュフは木を見たら分かるから問題ないのだという。
それよりも純粋に豚に愛着があるから探しているのだという。純粋な動機で豚探し。ところが結末は残念なもの。
その時のロブの表情が印象的。久しぶりにニコラス・ケイジの味が出ていたように感じた。
・シェフとしての本気度
劇中、ポートランドの人気レストランにいく場面がある。そこのシェフを呼びつけて、ロブはシェフと話し始める。本気度がないから、味が薄っぺらい、偽の客にヘラヘラしているからダメだと説教を始めている。もっと本気で向き合えと。
その本気がどんなものなのか。
豚を取り返すために、豚を連れ去ったアミールの父ダリウスを説得させることを考える。料理を作って、それをダリウスに食べさせる。ダリウスはそれを食べた時に、なぜここまでする。とロブに質問をしている。
ロブはどのお客様にどの料理をいつ出したか、その時のレシピを全て覚えているという。その発言に、本気で仕事に向き合うと言う意味を垣間見たように思う。思い出の料理も作ることができるということなのだろうと思うとすごい。
舌の記憶というのは、人の心を揺さぶるものなのだと感じた。
豚を探しているだけなのに、その過程でロブの人物像が見えてくるのが興味深い作品だった。
鑑賞日:2024年6月22日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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