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執筆者の写真Dancing Shigeko

海外ドラマ『ライ・トウ・ミー 嘘は真実を語る』第11話 警察官の嘘を見抜け!

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 悪事はいつまでも隠しきれない。

 今回は海外ドラマ『ライ・トウ・ミー 嘘は真実を語る』第11話を紹介します!

 前回感想→こちら

[内容]

#11 潜入捜査

 デュークとクランスキー刑事は張り込み中に容疑者の男性アンドレを見つける。追いかけていき屋上まで追い詰める。デュークはアンドレが銃を出してきたため、発砲。アンドレは屋上から転落していく。

 ところがこの事件、アンドレが銃を持っていないのに警察が黒人を発砲したとして、抗議運動が起きていた。市長執務室のストロングは、事件の真相を見破るようにカルに捜査を依頼する。早速二人に話を聞くが何か裏がありそうな気配。

 調査しているとFBIのフィネガンが現れ、クランスキーは潜入捜査官で、デュークはテロの工作員。彼の仲間を見破るために泳がせているという。この事件で注目されてしまうと、デュークから仲間を聞き出すチャンスがなくなると言う。

 アンドレの弟アントウォンに話を聞くと、アンドレは銃を持っていたと言う。

 一方、カルの研究室の方には、ホリン氏の娘が先日の調査の際に情報を漏洩されたと言って訴えてきていた。調査に関わった人、全員に弁護士が話を聞きにきていた。イーライはリアに嘘をつくように再度お願いをしていた。


[感想]

 警察官の嘘を見破る一話。

<利権が絡む>

・警察をバッシング

 デュークが正当防衛と言って黒人青年に向けて発砲。そのことですぐさま抗議活動が起こる。すかさず市長から早期解決のためにカルが呼び出される、そう言った流れの始まり。

 間違いだったかもしれない発砲でも、それは意図的に黒人を撃っていると思われる世論なのだと感じる。それだけ普段から、アメリカでは白人による黒人への発砲が発生していて、不信感が募っているのを感じる。

 人が何かをする以上、間違いは発生するもの。今回はアンドレが銃を持っていたかもしれない、と思って発砲したのだから、仕方がなかったとも考えられる。しかし、こういった事件は暴動へとつながりやすいのだから、警察官は責任を持って、注意深く取り組まないといけないのだと感じる。

・潜入捜査をしている

 クランスキーは実はFBI捜査官で警察で潜入捜査をしていると言う。と言った事実が出てくると、急に周りの人たちがカルに対して、この事件からは手を引いた方がいいと言い出す。とんでもない組織を相手に回している、と言った感じの気配が出始める。FBIというのはそこまで驚異的な存在なのか。

 それともテロを捕まえるために潜入捜査している事に対して、妨げになるから、調査を止めろという意味だったのか。気になる。なんとなく、FBIが絡むと厄介だという風潮に見えたのが気になる。

・忘れた頃に調査

 何話か前にイーライが調査情報をリークして、ホルン氏の娘が逮捕されることになった件が舞い戻ってくる。あのまま無罪放免として終わるのかと思っていたけれど、しっかりとここで話が戻ってくる。そして結果的にはイーライはカルに対して嘘を突き通すことができなくなって終わる。

 悪事を働いたら、最後にはバレるということを描写したかったのだろうか。

 イーライに限らず、このドラマに登場する人たちは嘘をついて悪事を隠し通そうとしても、必ずバレるというパターンが基本であって、それは身内でも例外ではない、ということを描きたかったのかな。

 イーライ、無給宣告されていたから、次から登場しないのか。

<サブキャラに注目!>

・ボイド刑事!  リアがシカゴ・ファイアのドーソン。これだけでもだいぶ驚きだったのに、今回、警察の8分署の署長として登場したのがボイド刑事。ここにもシカゴ・ファイアメンバーがいる。かなり悪そうな表情の役者が、署長役をしているのだから意外。ドーソンとボイド刑事。この因縁の二人。このエピソードの中で二人が直接、話をする機会はなかったものの、実に癖の強い人物が登場したと思ってしまう。

 さらにクランスキーが潜入捜査官でテロの一味を探しているという。もしかしてその署長なのでは、って思ってしまう。見るからに悪いのだから、そう思われても仕方ない。シカゴ・ファイアの方ではギャングと結託している悪徳刑事なのだから、ますます怪しい。

 実際には最初にか登場せず、姿を消していったのだけれど、アメリカドラマでも同じ俳優がいくつもドラマに登場することがあるのだと、再認識する場面だった。

・リアの恋人あらわる

 リアが家に帰るとベッドで寝ている男性がいる。どうやら恋人らしい。これまでそういった気配がなかったけれど、しっかりとプライベートは充実させているみたい。シカゴ・ファイアのドーソンは恋に忙しくて、その描写も頻繁にあるだけに、リアもその恋人との描写が濃く描かれるのかと思ったら、こちらの作品は穏やか。会話だけ。さらにリアにイーライから電話がかかってきて、どちらかというとイーライに対して不審の目をむけるほど。

 実際に職場に現れて、イーライにリアにホルン氏の調査の際の情報漏洩について話したのは、間違いだったと避難しにくるほど。結構、しっかりとした存在。今後も登場するのかな?

・諦めが悪いイーライ

 イーライはホルン氏の調査が入ると言われ、リアに嘘をつくように協力依頼する。弁護士から質問を受けたら、最初間違えて、訂正して正しい情報を出してほしい、など弁護士を欺くための協力を仰いでいく。

 リアを巻き込んで、しかもこの事実が明るみに出ると事務所が潰れる危機だからと、半ば脅迫に近い相談でリアに協力してもらおうとする。なんとも姑息。

 しかし、カルに呼び出されて、潔く罪を認めるあたりは、よかったのか?辞めるというあたりは、罪を償う気がない、ということにも見えて、微妙な感じ。

<東海岸?>

・ワシントンD.Cへ

 カルがFBIに呼び出されてワシントンD.C.へと訪れる。国会議事堂が映し出される。珍しい。一度だけではなく、二度ほどその場面が登場したように思う。カルの事務所がどこなのかは分からないけれど、結構な移動距離ではないのだろうか。

・南国のような立地

 そのカルの事務所が入るビルが何度か映し出される。下から見上げるような形で映し出されるビル。その近くに椰子の木が映る。ということは、カルの事務所はフロリダなどにあるのだろうか、と思ってしまう。実際はわからないのだけれど、今回は何度もビルが映し出されて、その中の一回は椰子の木が一緒に映ったので気になった。

 嘘らしい嘘という感じでもない印象の一話だった。

 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!



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