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海外ドラマ『シカゴ・ファイア シーズン3』第13話 放火犯を捕まえろ!

 こんにちは、Dancing Shigekoです!

 

 放火魔を追う1話になるのか?


 今回は海外ドラマ『シカゴ・ファイア シーズン3』第13話を紹介します!


[内容]

#13 弔いの鐘

 シェイの事故で火災調査室が捜査を始める。時同じくして、刑務所のハドリーから連絡が入る。ケリーが会いにいくと、シェイの死亡記事が届いたという。その封筒に記載されていた住所はヘンリー・ミルズが亡くなった場所だった。捜査を進めていくとエイドリアン・ギッシュが容疑者として挙がるが、火災調査室は捜査の継続を断念することを決める。

 クルースはシルビーとの交際三ヶ月の記念日を家で楽しもうと計画していたがオーチスの祖母がやってきて予定外。21:00には寝ていると言っていたが、リビングにいるのだった。

 シェイの事故が放火だった可能性が出てきて、シェイの姉メーガンが消防署にやってくる。そして彼女のために、弔いの儀式が開かれるのだった。


[感想]

 シェイの事故の捜査が本格化する一話。

・シェイの活動を知って

 シェイの姉メーガンが消防署にやってくる。放火の可能性が出てきたと言うことで、いてもたってもいられなかったと言うことらしく、消防署にしばらく待機している。せっかくだから、一緒に救急の仕事を見て欲しいと半ば、強引に救急車に乗せられて現場へ急行する。

 シルビーとミルズが救急車から降りると、警察を呼べと叫んでいる男性がいる。呼ぶのを間違えたのか?とミルズが疑問を口にしながら、様子を見ている。シルビーが男性の方へ向かうと、警察を呼べから、呼ばないと殺すと言ってナイフを突き出してくる。

 結果的には怪我人が出ることなくその場が収まる。

 その一部始終を目撃することなってしまったメーガンは、動揺を隠せない。救急がこんなに大変だなんて想像もしていなかったという。いつもシェイは笑い話しかしないから、危険がないものだと思っていたという。

 シェイが姉を思って、家では気丈に振る舞っていたのが伝わってくる。その言葉を疑うことなく信じていたのが伝わってくる。シェイがどれだけ精神的に強い人だったのかが分かる。

 とは言え、毎回、狂人の相手をしているわけではなく、救急隊員が危険に巻き込まれること自体が異常と考えられなくもない。日本の救急隊だったら、もっと健全なのではなかろうか?


・シェイの死を悼み

 以前も一度、シェイの葬儀が行われたような気がするのだけれど、メーガンが来ていたこともあって、改めてシェイの葬儀が51分署で厳かに行われる。敬礼するときの腕のあげる速さがみんな統一されていて、しかもゆっくりと上げていく様子が、その儀式の中でも印象的な場面。

 アメリカの作品で葬儀というと、軍人の葬儀で銃を空に目掛けて発砲するのが特徴という印象があるけれど、消防署の前で、梯子車が2台V字を作るように梯子を伸ばしていて、最後に鐘を鳴らすタイプの葬儀というのも、殉職者への弔いとして雰囲気が出ていると感じた。

 と言っても、この場面が頻繁にないことを願うのだけれど。。


・容疑者は絞り込めたが

 ケリーが放火の疑いを見つけたと言って火災調査室へ証拠品を持って行って、シェイの事故が放火の可能性で捜査が始まる。いざ、捜査が始まると、展開が早く、着々と情報が整理されていき、過去20年で同様に放火と思われた火災、容疑に上がった人たちのリストまでが出来上がっていく。

 そこから倉庫を借りた人の絞り込みをしていくと、管理人が自信を持って、この人物と言って特定することに成功。

 いざ本人に任意の事情聴取をかけようとしていると、逆に本人がケリーとキャプテンに接触してくる。自分が犯人ですと言わんばかりの発言をして去っていく。

 その男性 エイドリアン・ギッシュの捜査を継続するのかと思いきや、上からストップがかかったと言われる。さて、この人物がかなりの権力者と繋がっているのか、それとも本当に放火の容疑を見つけるのが困難と判断したからなのか。

 かなり早いテンポで容疑者特定まで来たのに、このまま捜査が闇に放り込まれるのが悲しい感じ。再開することはあるのか?


・時には幸せなネタも

 シェイの事件を中心にした今回のエピソード。暗いトーンばかりではなく、中にはほっこりする部分もある。

 例えばクルースとシルビー。この二人は交際三ヶ月目になる土曜日に、シルビーがクルースの部屋を訪れることになっている。ところが同居人のオーチスが祖母を連れ込んでくる。彼女は英語が全く分からない。頼むから土曜日くらいどこかに食事に出掛けていて欲しいとクルースがお願いするも、オーチスは大丈夫、婆さんは20:00には寝ると言って聞かない。

 そして土曜日がやってくる。

 シルビーが誘惑するような服装でクルースの前に現れ、二人がいざイチャつき、と行こうとしていると奥にオーチスの祖母が暗がりの中、編み物をしている。なんとも。オーチスを恨むべきか?もっとクルースとシルビーにはのびのびと楽しませてあげたかったね。

 もうひと組、ドーソンとマシューも決して終わったわけではない感じが描かれる。火災現場でマシューが清掃員を助けるために窓ガラスを割ったところから入っていく。天井が落ちてくる危険があったけれど、無事清掃員を助け出す。その件を、ドーソンが労うと、マシューは心がざわついたのか、ドーソンに何かを言おうとしてしまう。

 その後、二人が食事をしている。その時に私たちは失敗したのかな、とドーソンが投げかけ、そうだな、と認めるマシュー。またも二人の関係が確実に終わろうとしているのかと思いきや、ドーソンが失敗ではなく、保留ということにできない?と提案。マシューもそれはいい、とまんざらでもない。

 お互い素直ではない、というか、立場的に難しいのだろうけれど、この先、二人が再び交際を始める日が近いのかもと感じさせた。


 そしてボーデンは父がガンで後四ヶ月というのを受け入れようと思っていない。やることをやっていたら、もっと長く生きられると信じている。そのために父親がもう薬は飲みたくないのだと弱音を吐いても、飲むようにお願いしている。昔みたいにパーティをやろうという提案は実行するからと交換条件を出している。

 ボーデンと父親の間で何があったのかは分からないものの、何やらこの二人の信頼関係も強くなっていくような感じがあった。

 父親と言えば、自分はあまり親に会いに行けていないし、親不孝者かと思うこともあり、このような場面を見ると自分の状況と重ねてしまう。

 シェイの火災の放火犯が捕まることを願う1話だった。

 前回感想→こちら

 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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