こんにちは、Dancing Shigekoです!
文章の見直し時に。
今回は書籍『知的文章術』を紹介します!
[基本情報]
著者:外山滋比古
出版社:大和書房
出版年:2024年
ページ数:239ページ
[内容]
知的な文章を書くコツ、心構えが紹介される。
[感想]
知的に書けるようになると新たな世界が見えてくると感じる一冊。
・時計を5種類使い分けるように
文章には5種類の型がある。パジャマで外に出るような文章になっていないか注意することが必要。
凍結体、公式体、標準体、口語体、俗語体。ここで言う俗語体がパジャマで出かけるのと等価。
文章のスタイルが5種類あると言うのは発見。これまで意識したことがなかったため、自分の文がどのスタイルなのか気になる。
・スラスラ読めるか
良質な文章かどうかは声に出して読んでみる。良質な文章はスラスラと読み進めることができ、質の悪い文は読みづらい。結構、この考え方は分かりやすい。不自然な日本語になっていたら、読むのに時間がかかる。この方法はわかりやすい推敲の仕方だと感じた。
・書いたら見直す
読んで推敲するもよし。黙読で推敲するもよし。一度書いた文章をきっちりと推敲することが知的文章に近づくためには必須。
誤字脱字はもちろんのこと、文のつながりが不自然ではないか。内容として論理破綻していないかなども含め推敲する習慣を身につけていきたい。
・余談:本書の体裁は小説風
本書は実用書だと思って読み始めた。実用書と言えばポイントを太字にしているとか、章の最後にまとめが書かれている。自分の中ではこの構図が読みやすいし、ポイントだけ拾っていくにはありがたい。
ところが本書は字の大きさが他の実用書に比べたら大きめであることを除き、強調されることなく書き進められている。斜め読みするにはややしんどい。
じっくりと読ませることを意図した書籍と感じた。
声出しでも黙読でも書いた文章を客観的に読み直すことに注力しようと思う一冊だった。
読了日:2024年11月13日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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