こんにちは、Dancing Shigekoです!
北陸の方では大雪。年末富山に行く頃にはどうなっているのだろう。
さて、今回は映画『魔女がいっぱい』を紹介します!
[基本情報]
原題:The Witches
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:ギレルモ・デル・トロ / ロバート・ゼメキス / ケニヤ・バリス
原作:ロアルド・ダール『魔女がいっぱい』
製作:ジャック・ラプケ / ギレルモ・デル・トロ / アルフォンソ・キュアロン / ルーク・ケリー
製作会社:イメージムーバーズ
配給:HBO Max
上映時間:104分
[登場人物]
大魔女:アン・ハサウェイ
魔女たちを率いる。
祖母:オクタヴィア・スペンサー
語り手の祖母。
ストリンガー:スタンリー・トゥッチ
ホテルマン。
僕:ジャジル・ブルーノ
[内容]
僕は両親を失って祖母と暮らすようになっていた。徐々に祖母のおかげで元気になってきていたが、スーパーで見かけた女性の話をしたら、それは魔女だという。避難した方がいいと言って、祖母のいとこにお願いしてオーリンズ・ホテルに泊まることになった。
ところがそのホテルで魔女の団体と遭遇。僕はマウスにさせられてしまう。大魔女の計画を聞いていた僕は、元の姿に戻るために祖母の助けを求めに行く。
[感想]
主人公がマウスになっても果敢に魔女に挑んでいく物語。
・テンポよく進んでいく魔女との対決
魔女が存在する世界。その魔女が突如目の前に現れる。最初は一人。なぜ僕を狙ったのか。後になって祖母の話から理解。魔女は子供が嫌い。祖母が魔女の見た目を詳しく説明する。それ通りの女性がたくさんホテルに現れる。見るからに魔女。
いつも手袋をしていて、かぎ爪を隠している。足には指がなく、さらにカツラをしている。桂が痒くてムズムズすることもあると。そんな描写をされている魔女が、僕がマウスに芸を教えようと思って入っていった部屋に大量に入ってくる。
大魔女の指示で手袋を外し、靴も脱ぎ、さらにはカツラも取る。異様な姿の魔女がたくさん現れる。僕は必死に隠れている。ちょっと前に知り合ったブルーノがマウスになるのを目撃してしまうけど、なんとか逃げ切ろうとする。ところが大魔女に捕まっってしまう。そして薬を飲まされて、マウスになってしまう。
あまりにもあっさりとマウスになってしまう展開にやや驚き。
さらに驚きは、大魔女の部屋に潜り込んで、薬を盗み出すのだけれど、それを使っても元に戻す薬は作れない、と祖母があっさりと諦める。それを聞かされた僕もあまり落胆しないというサバサバとしているあたりに、再び驚き。
次は魔女の計画を潰してやろうということで、大魔女の部屋に潜り込んで薬を奪って、魔女たちもマウスにする。この作戦がいともあっさり成功。この淡白な成功にさらに驚き。大量に発生する醜いマウスにも驚き。
そして大魔女の部屋で僕とブルーノともう一人のマウスの三人が協力して、祖母に襲い掛かろうとしている大魔女を倒す。
と言った一連の流れが、特に大きな障壁もなく進んでいく。緊張感に薄いという捉え方もできるけれど、どちらかということ、子どもと楽しめる分かりやすい展開だったと感じた。
・アン・ハサウェイが大魔女にハマっている
そんな大量に出てくる魔女。中でもアン・ハサウェイ演じる大魔女。彼女の坊主頭には何か腫れ物ができていて、他の魔女とは違う気配。口元も裂けていて、興奮すると口が大きく開く。さらに僕が大広間に潜り込んで隠れていた時、何か匂いがするのを感じている大魔女。演台に近づいた時に、鼻をヒクヒク、時々鼻の穴を広げながら匂いを嗅ぐ姿は不気味極まりなし。
そんな不気味であるはずの魔女だけれど、怖すぎない怖さがある。不気味だけれど、すぐに容赦無く襲いかかってくるというわけではなく、まずは相手をじっくりと見る余裕があるのが驚き。
この辺りの魔女の描写の仕方も、子どもにも見やすい存在にしている感じだった。
・アラバマの豪華ホテルが舞台
僕が魔女を見たと言って祖母とやってきた豪華ホテル。766号室なのに4階にあるという不思議な設定ではあるけれど、部屋の中は豪華。バルコニーから浜辺の様子も見ることができて、実に快適そう。リゾートって感じがする。こういう豪華ホテルに泊まってみたいものだと思ってしまう。
・一番印象に残ったのは…
マウスになっても元気というところも印象的だったけれど、祖母が子供たちがマウスになっていても驚かない、という部分も印象的。しかし、一番印象的だったのは、大魔女をマウスにした後に、大魔女が持っていた大量のお金を堂々とくすねて行くあたりが衝撃。いくらなんでも、それは悪行ではないのか?って突っ込みたくなる。もはや元の姿に戻ることのない大魔女が、自らの猫に襲われて、いなくなってしまったから、いいという考え方なのか。
悪を成敗したからということなのだろうかね。その場面が妙に印象的だった。
テンポよく話が進んでいき、とびっきりの恐怖もなく子供とも見やすい作品と感じた。
鑑賞日:2021年12月26日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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