こんにちは、Dancing Shigekoです!
どんな展開が待っているのか。
今回は映画『王様のためのホログラム』を紹介します!
[基本情報]
原題:A Hologram for the King
監督:トム・ティクヴァ
脚本:トム・ティクヴァ
原作:デイヴ・エガーズ『王様のためのホログラム』
製作:ウーヴェ・ショット
シュテファン・アルント
アルカディー・ゴルボヴィッチ
ティム・オヘア
ゲイリー・ゴーツマン
製作総指揮:スティーヴン・シェアシアン
ガストン・パヴロヴィッチ
クローディア・ブリュームフーバー
アイリーン・ゴール
ゲロ・バウクネット
ジム・セイベル
ビル・ジョンソン
シャーヴィン・ピシュヴァー
音楽:ジョニー・クリメック
トム・ティクヴァ
撮影:フランク・グリーベ
編集:アレクサンダー・バーナー
製作会社:Playtone
Primeridian Entertainment
X-Filme Creative Pool
Fábrica de Cine
配給:ライオンズゲート/ロードサイド・アトラクションズ/サバン・フィルムズ
ポニーキャニオン
上映時間:97分
[登場人物]
アラン・クレイ:トム・ハンクス
レリアンド社に再就職した中年男性。IT技術の売り込みのためにサウジアラビアへ向かう。
ユセフ:アレクサンダー・ブラック
サウジアラビアでアランのドライバーをしている。
ザーラ・ハキム:サリタ・チョウドリー
女性の医者。アランの背中のコブを診察する。
ハンナ:シセ・バベット・クヌッセン
アランがアポを取っていたカリームの同僚。デンマーク人女性。
[内容]
アランは心機一転レリアンド社に入社して、サウジアラビアの国王に売り込みに行った。国王に会える約束でサウジアラビア入りしたが、用意されていた場所は屋外に設置されたテント、WiFi環境もなく、同僚たちは困惑。
さらに国王も、仲介してくれる予定のカリームも約束の日に外出していて会うことができない。翌日もカリームに約束をすっぽかされる。代わりに面会してくれたハンナはビジネスの話自体は対応せずに終わる。
自暴自棄になったアランは背中にあるコブをナイフで切り取ろうとする。その出血を止めるために病院へ行くと、女性の医者ハキムの治療を受ける。悪性かどうかを調べてもらい、後日結果を聞きに行くことになる。
数日経って、やっとのことで国王と会うことができ、3Dホログラム技術について紹介するのだった。
[感想]
アランが3Dホログラム技術を売り込むためにサウジアラビアに行く作品。
・サウジアラビアの一部を体験
アランが向かったのは国王がこれから開発しようと思っている、国王の経済・貿易 新都市(KMET)。そこは砂漠。まったく何もないところにポツンと一つだけ建物がある。そこを中心に都市を開発していく予定だという。
石油の国は、辺り一面砂漠。アランが宿泊しているホテルに戻った後に靴に入った砂を捨てている場面が印象的。砂漠にも都市を開発できるものなのだと感心。
ユセフがアランをアラビア料理が食べられるお店に連れていく場面がある。そのお店で、二人は地面に直接座って、料理も地面に直接配膳されていて、手づかみで食べている。これが中東のスタイル?手で食べるのはインドだけだと思っていた。
いろいろと知らないことがある。映画を通じて、いろんな国の文化を部分的に体験できるのはありがたい。
・王との面会
興味深かったのは、インフラ整備のための交渉相手が国王だということ。肝心の国王はあちこちに出かけていて、なかなか会うことができない。新都市には一年以上も来たことがないと言われたら、来ないのでは?と不安にもある。
国王が政治の決定権を持っているという体制に、日本やアメリカなどの政治とは違うのを感じる。国変われば政治も変わる。
インフラ整備のために国王とアポを取るというのは、ハードルが高すぎるように思う。そのハードルを飛び越えて交渉したアランは、腕利なのだと思った。結果は・・・だったけれど、仕事はできる人なのだろうと感じた。
・きれいな海で
サウジアラビアがどんなところか、まったくイメージが湧いていない自分にとって、海で泳ぐシーンがあったのが意外。海水浴をする場所があって、しかもすごく澄んだ水色。エメラルドのような鮮やかな色合い。透き通った海で魚もたくさん。
そういう場所が普通に近場にある事実が新しい発見だった。自分の中でサウジアラビアのイメージというのが出来上がっていたのだと知った。
サウジアラビアの雰囲気を感じることができる作品だった。
鑑賞日:2024年12月7日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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