こんにちは、Dancing Shigekoです!
インターハイの後を描くのかな?
今回は映画『劇場版 弱虫ペダル』を紹介します!
[基本情報]
原作・ストーリー原案:渡辺航
総監督:鍋島修
監督:長沼範裕
脚本:吉田玲子
音楽:沢田完
編集:坂本久美子
製作:劇場版弱虫ペダル製作委員会
配給:東宝映像事業部
主題歌:LASTGASP『Link』
挿入歌:姫野湖鳥『恋のヒメヒメぺったんこ』
[登場人物]
小野田坂道:山下大輝
総北高校1年でクライマー。アニメ好き。ケーデンスを上げることでスピードを上げる。
巻島が試合に出ないという重圧に負ける。
今泉俊輔:鳥海浩輔
総北高校1年。小野田がママチャリで坂道を登っているのを見て、自転車部に誘う。
成長著しい。だいぶチームのために走るようになってきた。
鳴子章吉:福島潤
関西から引っ越してきた総北高校1年。スプリンター。
派手好き、それでいて負けず嫌い。今泉と切磋琢磨している様子が面白い。
巻島裕介:森久保祥太郎
総北高校3年、エースクライマー。イギリスの大学に進学することが決まっている。
3年生の中ではいつも巻島の存在感が大きい。
東堂尽八:柿原徹也
箱根学園3年のクライマー。巻島をライバルと認めている。福富への卒業旅行を提案する。
根っから明るい性格が羨ましい。
[内容]
夏休みが終わり、みんな学校で再会する。
金城がみんなに9月の火の国やまなみレースに参加することを伝える。メンバーはインハイと同じで行くという。総北が参加すると知って、箱根学園もインハイメンバーで参加することを決める。
ところが巻島はイギリスの大学に入学するということで参加を辞退。そのまま大会の日を迎える。巻島を欠く総北は箱学にスプリントリザルト、山岳リザルト、そして1日目の勝利を持っていかれてしまう。
そして二日目。急遽、巻島がオープン参加で最下位からレースに参加して、総北は6人のレースを見せるのだった。
[感想]
インターハイ後の大会を描く作品。
・戦いの舞台は熊本
劇場版弱虫ペダル。原作でも描かれている大会なのかは分からないけれど、舞台は熊本。
総北高校は飛行機で移動しているのに箱根学園は新幹線で移動。移動手段の違いが面白い。新幹線に京都伏見、呉工業も乗り込んできて、スペシャルな感じが出ているところも面白い。
そして熊本に到着。熊本台一には赤毛のエースのような男が参加している。インターハイは怪我で欠場したという扱い。この辺りもスペシャル感が出ている。くまモンも出迎えてくれて、熊本らしさが出ている。ここにも行ったことがあるなぁ、と思いながら鑑賞。
・巻島が不参加
インターハイが終わったこともあり、個人的には三年生は引退だろうと思っていた。ところが熊本の大会に出るぞと、金城が提案しにきている。というよりも、夏休みが明けても3年生が普通に練習に来ていることに驚き。
そんな中、巻島は図書館で勉強に励んでいる。実はイギリスの兄のところに行くことになっていると言う。向こうの大学を受けて、合格もしているのだとか。引っ越しを予定しているから巻島は大会には出ないと言う。
しかしその情報は箱根学園には伝わっていない。普段、この大会には参加しない箱根学園だけれど、今回は総北が参加するからリベンジのために参加すると言う。当然、東堂も巻島に会えると思って、熊本に乗り込む。
当日になって巻島がいないと知らされるのは一体、どんな心境なのか。
・大会初日
巻島が参加しない、その事実で完全に心がやられてしまっている小野田。だからという訳ではないのだろうけれど、箱学との勝負はどこも最後の詰めで負ける1日目。田所は新開に負け、山登りでは小野田が全くスパートを掛けられず、真波が先を行く。
この一つ一つの勝負をもっと力を入れて描写するのかと思いきや結構淡白。広島呉工業も熊本台一も京都伏見ももっと絡んでくるかと思っていたのだけれど、この辺りの勝負もあまり重きが置かれていない。
初日は箱学が圧倒して終わった感じ。普段でない大会に参加した箱学が初日をいともあっさりと勝利で終わらせている。箱学が総北にリベンジすると言う感じでもなく、全体的にオールスター番組というのがメインの印象が残る展開。
・描きたかったのは巻島と東堂
1日目の夜、小野田が眠れずにいる。少しばかり自転車を走らせようと外に出ていくと、そこに巻島がいる。急遽、熊本に駆け付けたという。
2日目オープン参加で最下位からのスタートで巻島は走り出す。チーム総北は6人揃ってチームだと金城はいい、ペースを上げ過ぎず、巻島が合流するのを待っている。そして箱学を追う試合が始まる。
熊本台一とかに見せ場はやってくることなく、総北がいともあっさり抜き去っていくという展開。そして最後は小野田、巻島が東堂、真波に追いついて、勝負を仕掛ける。インターハイでは東堂が勝ち、今回は巻島が逃げ切る。オープン参加ということで表彰対象にはならなかった巻島。結果は東堂の勝利ということになったけれど、東堂と巻島のバトルを描きたい作品だったのかなと感じる。
弱虫ペダルの中心人物は、実は東堂なのかもしれない、と感じる作品だった。
鑑賞日:2023年7月2日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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