こんにちは、Dancing Shigekoです!
やや古めの作品に挑戦。
今回は映画『冷たい月を抱く女』を紹介します!
[基本情報]
原題:Malice
監督:ハロルド・ベッカー
脚本:アーロン・ソーキン
スコット・フランク
原案:ジョナス・マッコード
アーロン・ソーキン
製作:レイチェル・ファイファー
チャールズ・マルヴェヒル
ハロルド・ベッカー
製作総指揮:マイケル・ヒーシュ
パトリック・ルーバート
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
撮影:ゴードン・ウィリス
編集:デヴィッド・ブレサートン
製作会社:キャッスル・ロック・エンターテイメント
ニュー・ライン・シネマ
ネルバナ
配給:コロンビア ピクチャーズ
上映時間:106分
[登場人物]
トレイシー・ケンシンガー:ニコール・キッドマン
病院で子供向けのボランティアをしている。
アンディ・セイフィアン:ビル・プルマン
トレイシーの夫。大学の学長補佐を務めている。
ジェッド・ヒル:アレック・ボールドウィン
大学病院に赴任してきた腕利きの医者。アンディと同窓生だと発覚。
ダナ・ハリス刑事:ビビ・ニューワース
アンディの大学で連続で発生しているレイプ事件を担当する刑事。
[内容]
アンディが務める大学の女子生徒が連続でレイプの被害にあっている。被害に遭った生徒の手術を執刀したのは、大学病院に赴任してきたばかりのジェッド・ヒル。彼はアンディと同窓生だった。
トレイシーは定期的に腹痛に襲われていた。その事をジェッドに話すと、続くようであれば、診察するという。ジェッドに症状のことを話したと知るとトレイシーは呆れ、激怒する。しかし旧知の仲であるジェッドに家の3階を貸すことに渋々了承。
ある時、トレイシーが腹痛がひどくて緊急手術を受けることになる。卵巣から出血しているということで卵巣を摘出。もう一つの卵巣もねじれていて壊死しているというので摘出をする。ところが、その卵巣は正常だったと後から分かり、ジェッドは訴えられる。手術を許可したアンディはトレイシーから離婚を言い渡される。
アンディは失意の中、生活送っていくのだが、トレイシーが嘘をついていることが徐々にわかってくるのだった。
[感想]
アンディの前に旧知のジェッドが現れる作品。
・どのような関連?
大学で連続レイプ事件が発生している。その対応に追われているアンディ。警察に警備の強化をお願いしているにも関わらず、さらに事件が発生する。それでも警備が強化されない。しかも、現場にアンディの庭の土が付着していたということから、アンディが疑われる展開。
このレイプ事件と、ジェッドの存在がどう関係してくるのか?まったく系統の違う二つの事象が並行して進んでいくのがやや混乱。
・意外な方へ展開
レイプ事件の犯人を捕まえることがメインなのかと思っていたら、そうではなく、ジェッドがトレイシーと不倫を始める、という展開になるのかと思っていたら、そうでもない。
トレイシーが腹痛を起こして、緊急手術。その手術で正常な卵巣を摘出したことが論点になっていく。実はトレイシーが定期的に腹痛を起こすことが、この作品では重要な部分だったという流れ。
しかし、本当の意外はこの後。
・まさかの結末
レイプ犯は捕まったこと自体はあまり話題にならず、捜査の過程で、アンディは無精子だということが分かったことから、ストーリーは予想外の方へ。トレイシーの卵巣摘出時に、妊娠していることが発覚していた。その子供がアンディの子供ではない、ということに。では誰の子供だったのか、と調べていくうちに、トレイシーがいろんな嘘をついていたことが明らかになっていく。そして彼女の狙いが何かが明かされていく、という流れで、何やら前半の流れから大きく方向が変化して終わったという印象。
ジェッドとアンディによるトレイシー争奪戦と思いきや、まったく予想外の展開の作品だった。
鑑賞日:2024年5月11日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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