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映画『ヴァージン・スーサイズ』なぜ皆?!

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 何系だろうか。


 今回は映画『ヴァージン・スーサイズ』を紹介します!


[基本情報]

 原題:The Virgin Suicides

 監督:ソフィア・コッポラ

 脚本:ソフィア・コッポラ

 原作:ジェフリー・ユージェニデス『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』

 製作:フランシス・フォード・コッポラ

    ジュリー・コスタンゾ

    ダン・ハルステッド

    クリス・ハンレイ

 製作総指揮:ウィリー・ベアー

       フレッド・フックス

 ナレーター:ジョヴァンニ・リビシ

 音楽:エール

 撮影:エドワード・ラックマン

 編集:メリッサ・ケント

    ジェームズ・リヨンズ

 製作会社:アメリカン・ゾエトロープ

 配給:パラマウント・クラシックス

    東北新社

 上映時間:97分


[登場人物]

ロナルド・リスボン:ジェームズ・ウッズ

 数学の教師。五人娘の父。

リスボン夫人:キャスリーン・ターナー

 娘たちに厳しい。

ラックス・リスボン:キルスティン・ダンスト

 リスボン家の四女。14歳。

ボニー・リスボン:チェルシー・スウェイン

 リスボン家の三女。15歳。

メアリー・リスボン:A・J・クック

 リスボン家の次女。16歳。

セシリア・リスボン:ハンナ・ホール

 リスボン家の五女。13歳。

テレサ・リスボン:レスリー・ヘイマン

 リスボン家の長女。17歳。


[内容]

 ミシガン州にリスボン家が引っ越してくる。しばらくして五姉妹のうちの五女 セシリアが自殺を図る。一命を取り留めたものの、家族は心配を隠せない。彼女が家に戻ってきた時にパーティを開くが、その夜、悲劇が起きる。セシリアが飛び降り自殺をする。

 その自殺がきっかけでリスボン家の姉妹は最低限の外出だけになった。ある時、家に男子生徒のトリップが招かれる。彼はラックスとパーティに出かけたいと交渉。他の男子生徒と一緒に、姉妹四人とも出かけることを条件にトリップはラックスと出かけていくのだったが、彼はラックスにひどい仕打ちをして姿を消すのだった。

[感想]

 少女たちが思い悩んだ末に出す結末に翻弄される男子生徒を描く作品。

・軟禁生活を強要する母親

 五姉妹がミシガンに引っ越してくる。そしてほとんど家の中で生活をしている。その主な原因は母親が厳しい。なぜそこまで厳しいのか。実質的な軟禁生活。一日中家の中に閉じ込められて息苦しくならないのか?

 息苦しくなったから、あの結末のなのか?

 それにしてもなぜ母親はそこまで厳しく家に居させようとするのか。世間の男性を信用していないということだったのだろうか。


・とんずらした男子生徒

 そうだとすると、その考えは間違っていないのかもしれない。

 ラックスをパーティに連れて行きたいと言ったトリップ。彼が結局、ラックスとすることして、そのまま彼女を捨てたような形になる。

 朝帰りしてきたラックスを見て、母親はたいそう激怒したのではなかろうか。そして男子生徒をますます信用できなくなったのではなかろうか?


・彼女たちの苦悩はどこから?

 軟禁生活、閉塞感が彼女たちに苦悩をもたらしたのだろうと想像される。しかし五人とも皆自殺するというのは、なかなかにひどい。セシリアが自殺した時点で、残り四人の心のケアをすることはできなかったのだろうか。

 こんなあまりにも辛い結末の作品、なかなか他で見ない。


 思春期の少女が五人、どんな思いで過ごしていたのか、自分の周りでは起きないようにと願う作品だった。


 鑑賞日:2024年9月12日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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