こんにちは、Dancing Shigekoです!
英語の映画を見たいと思って夜中に鑑賞。
今回は映画『ファーゴ』を紹介します!
[基本情報]
原題:FARGO
監督:ジョエル・コーエン
脚本:ジョエル・コーエン / イーサン・コーエン
製作:イーサン・コーエン
製作総指揮:ティム・ビーヴァン
製作会社:ポリグラム・フィルムド・エンターテイメント / ワーキング・タイトル・フィルムズ
配給:グラマシー・ピクチャーズ
上映時間:98分
[登場人物]
マージ・ガンダーソン:フランシス・マクドーマンド
ブレーナード警察署の署長。
ジェローム・”ジェリー”・ランディガード:ウィリアム・H・メイシー
義父からお金を取ろうと狂言誘拐を考える。
カール・ショウォルター:スティーヴ・ブシェミ
ジェリーから依頼を受ける。
ゲア・グリムスラッド:ピーター・ストーメア
カールと一緒に依頼を受ける。無口。
[内容]
ジェリーは妻を誘拐させて、身代金の半分を自分のものにする計画を立てていた。ノースダコタファーゴへ行って、カールに仕事の依頼をする。カールはゲアと共に依頼を受けて、準備にうつる。
ジェリーは何事もなかったようにミネアポリスの家に戻り、家族と生活。義父に出資の相談をしていたが、断られて続ける。ところが風向きが代わり、投資に前向きになる。それを聞いて、ジェリーはもうお金がいらなくなったと思い、カールと連絡を取ろうとするが取れず。そうしているうちに、妻を誘拐されてしまう。
真相を知っているジェリーは、慌てふためくふりをして過ごしていた。
カールたちはジェリーの妻を連れていく途中に警察に止められる。ゲアが警官を撃ったのが原因で状況は一変。通りがかりも殺し三人の死体が、翌日見つかる。事件現場となったブレーナードの警察 マージは妊娠中にも関わらず、捜査に乗り出す。やがてミネアポリスにも捜査の足を伸ばすのだった。
[感想]
雪原に人が倒れているパッケージが印象的な作品。
実際に1979年に起きた事件をもとに作られた映画。
・犯罪が犯罪を呼ぶ
ジェリーは誘拐だけと考えて依頼をしたが、当事者たちは誘拐がバレたら捕まることがわかっているから、バレないようにしようとする。その結果、警察に止められた時に、警察官を殺害してその場を逃げようとする。
単にお金を奪うつもりのジェリー。そのちょっとした出来心が不幸の始まりだったと感じずにはいられない。もっと義父と話し合う努力をしていたなら、もっと違った結末になっただろうにと感じる。実際にあった事件を基にしていると言う事実が心を痛める作品だった。
・マージとジェリー、どっちが中心人物だったのか
妻を誘拐させて、お金を義父から取ろうと考えるジェリー。いざ、誘拐が実行された後に義父に電話をする。その前に何度も練習をしている。わざとらしく見せないための練習。そして、マージが取調べに来た時に何事もなかった様子で受け答え。
ところが2回目の時には、ややキレ気味に対応。そして今から在庫を調べてくると言って、そのまま逃亡していく。
という存在のジェリーと、殺人事件があったということで夜中に起こされて出かけていくマージ。寒そうな中、大きなお腹でゆっくりと行動する。のんびりしていそうで、指示は的確。着々と犯人お足取りに近づいていく。犯人たちが途中で立ち寄ったホテルで遊んだらしい女性たちに話を聞いているときは、相手のいい加減な説明にも表情を変えずに話を聞き、最低限の情報は聞き出すことに成功する。
そしてとうとう犯人がいる別荘に辿り着き、逮捕することに成功。
こうして考えると、マージが中心人物だったのかな。あまり感情を表に出さずに行動をするところが印象的だった。
・ファーゴはノースダコタの街だった
ずっとファーゴというタイトルが気になっていた。タイトルが表示された時、Far Goという意味なのかなと想像が膨らむ。ところが、早々にファーゴがノースダコタ州の街だとわかる。タイトルの意味が分かってスッキリ。
ところが内容はファーゴはほんの少しだけで、ほとんどミネソタ州のブレーナードやミネアポリスが舞台。冬のこのあたりが真っ白に雪景色になっているのが印象的。特に外に出た時の息が白くなる様子に寒さが感じられた。日本に比べて広範囲でアメリカは雪が降るものなのだなと感じた。
・一番印象に残ったのは…
マージがたくさん食事をしている様子が印象的だった。妊娠中でつわりも時々ある場面。妊娠中は二人分食べるというのを聞くだけに、マージがたくさん食べている様子にも納得。殺人事件の捜査をしている割には、淡々とご飯を食べているのが興味深い。
特にバイキング形式のお店で皿に料理を持っていく場面。明らかに一人前ではない、ボリュームを取り分けて、黙々と食べていたのが印象的だった。
妊娠中はお腹が空くものなのだと印象付けられる展開だった。
無事事件解決できてよかったと感じる結末だった。
鑑賞日:2022年1月21日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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