映画『キャプテン・フィリップス』海運業は命懸け!
- Dancing Shigeko
- 2024年5月13日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年6月30日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
予備知識なしでの鑑賞。
今回は映画『キャプテン・フィリップス』を紹介します!
[基本情報]
原題:Captain Phillips
監督:ポール・グリーングラス
脚本:ビリー・レイ
原作:リチャード・フィリップス
ステファン・タルティ『キャプテンの責務』
製作:スコット・ルーディン
マイケル・デ・ルカ
ディナ・ブルネッティ
製作総指揮:エリ・ブッシュ
グレゴリー・グッドマン
ケヴィン・スペイシー
音楽:ヘンリー・ジャックマン
撮影:バリー・アクロイド
編集:クリストファー・ラウズ
製作会社:マイケル・デ・ルカ・プロダクションズ
スコット・ルーディン・プロダクションズ
トリガー・ストリート・プロダクション
配給:コロンビア ピクチャーズ
上映時間:134分
[登場人物]
リチャード・フィリップス:トム・ハンクス
マースク・アラバマ号の船長。
[内容]
リチャード・フィリップスはオマーンから出航する貨物線の船長として乗船していた。順調に出航したが、ソマリア沖で海賊に襲われる。乗組員の安全を第一に考え、海賊たちから乗組員から遠ざけるように心がけて、海賊の対応をする。
乗組員に被害は出なかったが、フィリップス船長が海賊たちの人質になってしまうのだった。
[感想]
ソマリア沖で起きた海賊による貨物船襲撃を描く作品。
・船長の責任
海賊が四人乗船してきた時に、フィリップスは冷静に乗組員の安全を第一にすることを考える。なるべく分かりづらい場所へと身を潜めるように指示を出し、基本的には操舵室に数人で待機する。
巧みに船内へ会話が聞こえるようにして、隠れている乗組員が次に何をしたらいいのかを考えられるように暗に指示を出すのがすごい。
撃つなら、まず自分を撃てと。そしてお金を持って去っていって欲しいと冷静に交渉している。
結果的に乗組員には被害は出ず、自らが人質になるだけというのだから、人並外れた勇気と感じる。
こういう船長となら一緒に仕事をしたいと思うのだろうなぁと思った。
・現実の海運業
この映画の基となったのは実際にソマリア沖で起きた海賊による事件。
ソマリアの海岸で、お前らお金を稼いで来いと言って、船を襲撃させることを勧めている人がいた場面が中でも印象的な。
この辺りを航海するなら、物品をいただいて当たり前と思っている感じが滲み出ているのが恐ろしい。襲って当たり前と考える人たちがいる。この事実はなかなかの脅威。
そしていかに船で荷物が無事届くのがありがたいことなのかと感じる。海運業の難しさを心底感じた。
・いい味滲むトム・ハンクス
久しぶりのトム・ハンクス作品。彼だからなのか、実際の船長の行動がこの作品の中みたいに乗組員を最優先に考えるスタンスだったからなのか。どちらか分からないけれど、頼りになる船長というのが実によく描かれていた。それでいて、本当は死ぬほど恐ろしいと思っていたのが最後の助け出された後の震え方。どれだけ恐ろしい思いをしていたから助けられたことにありがたいと感じていたのかが実によく伝わってきた。
こう言うヒューマンドラマを演じさせたらトム・ハンクスの右に出る役者はいないのではと個人的には思う。もう少しトム・ハンクス作品を深掘りしていこうと思う演技だった。
日本の職場で仕事をしていると気づかない世の中の恐ろしい一面を知る作品だった。
鑑賞日:2024年5月12日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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