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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『エージェント・スミス』FBIへのタレ込み屋の末路??

更新日:6月30日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 アクションものを期待して鑑賞。


 今回は映画『エージェント・スミス』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Above Suspicion

 監督:フィリップ・ノイス

 脚本:クリス・ジェロルモ

 原作:ジョー・シャーキー『死体とFBI 情報提供者を殺した捜査官の告白』

 製作:エイミー・アデルソン

    モハメド・アルラフィ

    アンジェラ・アマト・ベレス

    コリーン・キャンプ

    ティム・デグレイ

 製作総指揮:クリス・ジェロルモ

       リンダ・ブラッカイマー

       ミシェル・リトヴァク

       サム・オスマン

       ゲイリー・マイケル・ウォルターズ

       ボブ・ヤーリ

 音楽:ディコン・ハインクリフェ

 撮影:エリオット・デイヴィス

 編集:マーティン・ニコルソン

 製作会社:MTAFプロダクションズ

      ホワイト・ナイト

      コリーン・キャンプ・プロダクションズ

 配給:ライオンズゲート

 上映時間:104分



[登場人物]

スーザン・スミス:エミリア・クラーク

 FBIへの情報提供者。

マーク・パットナム:ジャック・ヒューストン

 FBI捜査官。


[内容]

 ケンタッキー州パイクビルで薬依存症のスーザン。そこにお金持ちそうなFBI捜査官マークが赴任してくる。彼女はマークに情報を提供すると言って迫り、やがて二人は肉体関係も持つようになる。マークは彼女から得た情報で麻薬売買の犯人逮捕に辿り着き、地元で認められるようになっていた。

 スーザンから得た情報で、さらに大きな密輸を検挙しようとしていたが、スーザンはマークと疎遠になったことが楽しくなく、密輸側のボス ルーファスにFBIに狙われていることをリークしていた。マークはスーザンが裏切ったと思い、今後、関係を断つと伝えるが、スーザンはしつこくマークに会おうとするのだった。


[感想]

 FBIとタレ込み屋の関係を描く作品。

・どこまで信用できる?

 薬物依存症のスーザン。彼女がマークに迫ってくる。見るからに正常ではないように見える彼女の言葉を信用するものだろうか。

 アメリカでは場所によっては薬物を使うことが許されているみたいだけれど、だからと言って、薬物依存症の人の話を鵜呑みにするものなのか。彼女を情報屋として、活用しようと思うようになった背景の部分を、若干、見逃していたこともあり、どうやって信用を取り付けたのか、疑問が残った。

 肉体関係を持ったものだから信用したのか。そういった魅惑を感じたから、単に惑わされただけなのか。


・事実に基づく作品

 この作品、実際の出来事をベースにした原作がある映画。

 不思議なのは、特別な出来事、という印象がないこと。FBIと情報提供者が関係を持ってしまって、最終的に関係がもつれて殺してしまった。と言う映画の題材として普通にありそうなことが実際に起こった、という部分が特別だったのか。

 当時、どんな事実が著者の心を動かして、文章にしようと思ったのか。

 もちろん、こういった世界が本当に存在する、という事実こそが驚くべきことなのかもしれない。日本でこの出来事が実際にあったと言われるのと、アメリカでこの出来事が実際にあったと言われるのとでは印象が違うのは正直なところ。

 著者はそういうアメリカのイメージを嘆いて、執筆したのかも、と想像する内容だった。


・格差社会?

 舞台はケンタッキー州パイクビル。ニューヨーク州マンハッタンと比べたらのどかな感じ。西部劇の舞台として使えそうなくらい閑散とした感じの地域。そこに住む人たちのすることといったらバーで飲んだくれて、薬を楽しむ、といった印象を受ける。実際は分からないし、この作品を見た印象だから実際には全然違うのかもしれない。

 ただこの作品に限らず、これまでに見てきた映画で地方都市の方が薬を好き放題楽しんでいる、という印象が強い。アメリカでも場所によって、だいぶ格差がありそうな感じがある。

 アメリカの生活はどのくらい地域によって違うものなのだろうか。


 捜査は健全な方法で情報を入手するのが、捜査員にとっては安全なのだろうと思う作品だった。


 鑑賞日:2024年5月26日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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