こんにちは、Dancing Shigekoです!
アメリカシティバンクがワクチン未接種者は解雇すると宣言。徹底していると考えていいのか?
さて、今回は映画『アメイジング・スパイダーマン』を紹介します!
[基本情報]
原題:THE AMAZING SPIDER-MAN
監督:マーク・ウェブ
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト / アルヴィン・サージェント / スティーヴ・クローヴス
原案:ジェームズ・ヴァンダービルト
原作:スタン・リー / スティーヴ・ディッコ
製作:アヴィ・アラド / マット・トルマック / ローラ・ジスキン
製作総指揮:スタン・リー / マイケル・グリロ
製作会社;コロンビア ピクチャーズ / マーベル・エンターテイメント / ローラ・ジスキン・プロダクションズ
配給:ソニー・ピクチャーズ・リリーシング
上映時間:136分
[登場人物]
ピーター・パーカー/スパイダーマン:アンドリュー・ガーフィールド
ミッドタウン・サイエンス高校に通う学生。オズコープ社でクモに噛まれて、力を得る。
グウェン・ステイシー:エマ・ストーン
ピーターのクラスメイト。
カート・コナーズ博士/リザード:リス・エヴァンス
オズコープ社で働く研究者。爬虫類の再生能力を治療に転用する研究を進める。
ジョージ・ステイシー:デニス・リアリー
グウェンの父親でニューヨーク市警の警部。
ベン・パーカー:マーティン・シーン
ピーターのおじ。
メイ・パーカー:サリー・フィールド
ピーターのおば。
[内容]
ピーターは父親のカバンを見つけ、両親の失踪について調べる。オズコープ社に行ってコナーズ博士と話をしようとしたが失敗。研究の内容を見て行くと、そこでクモに噛まれる。
それ以来、体調に異変が起きる。そして驚異的な力を手に入れていた。ピーターは父親の研究内容の資料を調べ上げ、再びコナーズ博士に会いに行く。今度は名乗って、両親がどうなったのかを聞く。また博士の研究内容に助言をする。その結果、爬虫類の再生能力を実現する薬を開発するのに成功した。
ピーターの生活が徐々に乱れていることにおじのベンは心配していた。メイを迎えに行く約束をすっぽかしたことを咎める口論になる。ピーターは家を飛び出していき、コンビニへ。そこでコンビニ強盗に遭うが店員を助けずにいた。するとピーターを探していたベンが強盗と鉢合わせ。撃たれて死亡してしまう。
ピーターは復讐するためにベンおじさんを殺した犯人を探すために、警察の無線を傍受して、悪党情報を仕入れては追いかける生活を始める。
そうした生活を送っている中に、突如、トカゲの姿をした巨人が街中を荒らし始めるのだった。
[感想]
一度見たことがあるはずのこの作品、覚えているようで忘れている部分が多かった。
トビー・マグワイアからアンドリュー・ガーフィールドにスパイダーマンが代わっての第一弾。リザードと戦う作品。
・適度に顔出しするスパイダーマン
ピーターは橋で子供を助けるときに怖がらせないためにマスクを外す。リザードと戦っている時にもマスクが外され、さらにはジョージ警部にもマスクを外される。結構、素顔の時間が長いと感じる見せ方。トビー・マグワイアのスパイダーマン3部作はスパイダーマンでいる時間が長かったと思っていただけに、この作品では、だいぶ見せ方が違う。
それに最初からスパイダーマンが悪者という感じで描かれているのも大きな違いに感じる。Friendly neighborhoodという表現もなく、だいぶ前三部作とは存在感が違う。
リザードとの戦い方はウェブを巧みに使って動きを止めていく。しかしリザードのパワーと鋭い爪で引っ掻かれて苦戦。とびっきり強いというよりは上手にかわしながらワンチャンスを物にする戦い方だと印象づけられた。
・孤独の中で一人もがくピーター
親友と呼ばれるような人が今回のピーターにはいなくて、学校の中でいじめを見かけて口出しをする。やられた分、力を入れた後のピーターはやり返す。そのことをベンおじさんが咎める。
ベンおじさんやメイおばさんがいるけれど、彼らととびっきり会話が弾むと言う感じでもなく、ピーターは基本的に一人。その彼に迫ってくるグウェン。それまでの孤独が少し解消される感じになったけれど、自分がスパイダーマンであることは言わないようにしている。
しかし、グウェンに食事に誘われて、食べに行く。グウェンに打ち明けようとしても、やはり言えずにいる。その心の葛藤が見え隠れする。堪えきれずに言葉では言わずに行動で自分がスパイダーマンだと言うことを伝えてしまう。その時にいかにピーターの孤独が緩和されたか。
ピーターと同じようにコナーズ博士も一人孤独と戦いながら研究をしていたのだと感じさせる。だからピーターとコナーズは通じるものがあったようにも見えた。
ピーターにしてもコナーズにしても、やはり全てを一人で抱え込むと思いが爆発してしまうのかな、と感じる描写だった。
・マンハッタンのビル街が美しい
スパイダーマンがマンハッタンの街中を飛び回る。高層ビルの合間をスイスイと飛んでいく。その時々に映る景色が壮観。いつ見てもマンハッタンのビル街はすごい。その中に結構特徴的なビルが多いのも印象的。今回登場したオズコープタワーは実在するのか。あまりにも自然に溶け込んでいる映像にも感心。どこまでが現実で、どこからが作りものなのか、そんなさを感じさせない見せ方に魅せられる。
・一番印象に残ったのは…
リザードが橋に現れる。止まっている車を次々とをどかしながら進んでいく。その弾き飛ばされた車をピーターが蜘蛛の巣で川に落ちるのを阻止する。その助けた車の中の一台に男の子がいた。男の子を助けたピーターは、父親に自分はスパイダーマンと名乗る。
その後、リザードを阻止するためにスパイダーマンがオズコープタワーに向かう場面がある。直前に警察に撃たれて脚を負傷して思うように進めないでいた。その様子がテレビで放送されている。その様子を見ていた、橋で息子を助けられた男が、仕事仲間に協力をあおいで、クレーン車を全て道路に向けさせる。そうすることで、スパイダーマンが最短距離でオズコープタワーに行けるようにする。
この場面が、この作品の中では特に印象的だった。それまで巷ではスパイダーマンは悪として報道されていて、警察にも追われていた。その彼を信じるものがいて、さらには助けよう、自分たちができることをするという姿が、感動的だった。この作品の中で、唯一、熱いものが込み上げてくる場面だったように思う。
こうして一つの世界で活躍していたスパイダーマンがね。。そう思うと、だいぶ違って見えて面白かった。
鑑賞日:2022年1月8日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!(22.1.8)
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