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映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』家族の絆は深い

執筆者の写真: Dancing ShigekoDancing Shigeko


 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今回は #映画『#アバター:#ウェイ・オブ・ウォーター』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Avatar:The Way of Water

 監督:ジェームズ・キャメロン

 脚本:ジェームズ・キャメロン

    ジョシュ・フリードマン

 原案:ジェームズ・キャメロン

    リック・ジャッファ

    アマンダ・シルヴァー

 製作:ジェームズ・キャメロン

    ジョン・ランドー

 音楽:サイモン・フラングレン

 撮影:ラッセル・カーペンター

 編集:デヴィッド・ブレナー

    ジェームズ・キャメロン

    ジョン・ルフーア

    スティーヴン・E・リフきん

 製作会社:ライトストーム・エンターテイメント

      TSGエンターテイメント

 配給:20世紀スタジオ

 上映時間:192分


[登場人物]

ジェイク・サリー:サム・ワーシントン

 元人間でナヴィ一族として生まれ変わった。森の民を統率している。

 前作では人間の姿も登場していたが、今回はゼロ。完全にナヴィになっているのが印象的。

ネイティリ:ゾーイ・サルダナ

 オマティカヤ族の族長の娘。ジェイク・サリーと結婚して3人出産している。

 弓を持たせたら怖い、と感じる強さ。

キリ:シガニー・ウィーバー

 グレースのアバターから生まれてきた女の子。ジェイクとネイティリの養女。

 シガニー・ウィーバーが元になっているとは気づかなかった。思い悩んでいる感じが印象的。

トノワリ:クリフ・カーティス

 メトカイナの一族のリーダー。ジェイク・サリーのことを受け入れる。

 顔の模様が常に怒っているように感じさせる。

ロナル:ケイト・ウィンスレット

 トノワリの妻。

 トゥルクンと通じ合っている様子が印象に残る。

ツィレヤ:ベイリー・バス

 トノワリとロナルの娘。ジェイクらの子供に友好的。

 ロアクらに泳ぎ方などを親身になって教えてくれている様子に優しさを感じた。

アオヌング:フィリップ・ゲリオ

 トノワリとロナルの息子。ジェイクらのことを快く思っていない。

 いかにも悪ガキと言う感じが出ているのだから面白い。

ネテヤム:ジェイミー・フラッターズ

 ジェイクとネイティリの長男。父親に忠実でかわいがられている。

 しっかり者という感じが伝わってくる。

ロアク:ブリテン・ダルトン

 ジェイクとネイティリの次男。よく問題を起こし、ジェイクに厳しくあたられる。

 自分の居場所がないと感じている様子に思うところあり。

トゥク:トリニティ・ジョリー・ブリス

 ジェイクとネイティリの娘、末っ子。

 最初、男の子だと思っていた。。

スパイダー:ジャック・チャンピオン

 マイルズの息子。地球に帰らず、ジェイクの家族と一緒に暮らしている人間。心はナヴィ。

 どんなに憎くても親子の縁があるのだから、絆とはすごい。

マイルズ・クオリッチ:スティーヴン・ラング

 傭兵としてパンドラの侵攻に加担していた大佐。ジェイクに殺されるが、記憶がメモリーに残されており、アバターとして生まれ変わる。

 今回も登場するとは思っていなかった。しかもアバターになって。ややなんでもあり感?

[内容]

 ジェイクはネイティリと結婚し、子供も生まれ、平和に暮らしていた。

 ところが何年か経ってから、再びスカイ・ピープルがパンドラにやってきた。侵攻を進めるスカイ・ピープルに対して、ジェイクは兵を率いて抵抗をしていた。

 そんなある時、軍服を着たアバターを見かけたとロアクらから連絡を受ける。それがマイルズだと分かったジェイクは森を捨てて遠くに身を隠すことにした。向かったのは海の村メトカイナ。リーダーのトノワリの理解を得て、メトカイナで家族と共に静かに生活を営んでいくのだったが。。


[感想]※ネタバレになっている箇所があります。ご注意ください

 パンドラでナヴィとスカイ・ピープルの戦いが起きる第二弾。

<この体験は一つの世界>

・スカイピープルの再来から逃亡

 ジェイクとネイティリの家族を中心に描かれるこの作品。

 最初は家族が増えて、平穏無事に生活している様子が描かれる。ネテヤムに魚の取り方を教える場面は父親らしさが存分に出ている。夜中にネイティリと二人で空を飛び回って、デートをして過ごす様子は子供ができても恋愛を楽しむというナヴィの生活みたいなものを感じる。

 それがスカイピープルの再来で事態が急変。単に再来しただけなら、まだ追い返すだけの戦術をジェイクらが持っていたから良かったのだけれど、まさかのマイルズが復活して戻ってきている。しかもアバターになって戻ってくる。

 村の人々を狙われるかもしれない、ということで選んだ道は村から出ること。攻めに転じるのではなく、逃げて被害を最小にしようという選択。

 予告を見ていた時には、なぜ海にいるのか。あの潜っているナヴィは何者なのかと思っていたら、そういう展開だった。

 森に住んでいたけれど、村人たちを守るために村を捨てて海に向かったということだった。

 長時間移動して行ったのだと感じる場面が続く。

 

・隠居生活

 こうして海の村にたどり着いたジェイクらが住ませてもらったのがメトカイナ。そこのリーダーの子供たちが世話役になってくれて、ジェイクの子供らが海での生活の仕方を学んでいく。

 現実には存在しない、神秘的な海洋生物が次々と登場して、海での生活に慣れていく様子が描かれる。その中では、ネテヤムらが純血ではなく、混血だということでバカにされる場面もある。

 ナヴィの子供たちの交流の様子、ジェイクの常に戦いに備える姿勢などが描かれていく。

 のどかな感じ。

 同時にマイルズが追跡を続けている様子も描かれる。

 基本的な構図はマイルズがジェイクに復讐を果たそうとするという流れ。

・攻めに転じる

 その結果、子供たちが捕まり、ジェイクは助け出すためにとうとう攻めに転じる。ネイティリも戦いに加わって、次々と撃破していく。さらに海洋生物たちも味方につけ、メトカイナの海のナヴィたちの助けも得て、全面的な戦いになっていく。という展開は、前作と同じ。場所は変われど、たどり着く先の展開は戦い。

 その展開が単調というわけではなく、ここに辿り着くまでの見せ方が実に面白い。

 そして戦いもトゥルクンと呼ばれる鯨みたいな海洋生物が戦いに挑んでいく展開など、他では見られない戦いが繰り広げられる。

 なんと表現するのがいいのか、一つの世界が見事に作り上げられていたと感じる展開だった。


<人物像にも注目>

・ロアクを認めることができないジェイク

 ジェイクは次男のロアクに厳しく当たる。それに対して、ネイティリは厳しすぎると咎める。私たちは家族なのよ、という。その場面、とても印象的。子供にしっかりしてもらいたい、そう思うあまり厳しく当たってしまう。それを父親の役目と考えているジェイク。その考え方には自分自身でも理解できる部分。

 単にしっかりしてもらいたい、男なら(今時、こんな表現は古いのかもしれないけれど)、しっかりと周りを守れる、独り立ちできる人物になってほしい、そういう思いが出てしまうのだろうって感じる。

 それでロアクは疎外感の中、一人離れた場所で行動する、という展開が出てくるのだけれど、父と息子の関係というのは難しいと感じてしまう部分だった。


・父親を見捨てることができないスパイダー

 もう一つの親子関係にも注目。前作の戦いで散々ナヴィを苦しめたマイルズ。その息子であるスパイダーは幼すぎたために地球に帰されずにパンドラで育つ。ジェイクの子供たちと一緒に生活して育ってきたものだから、家族同然の扱い。

 その彼でも父親の考えを持ったアバターが現れて、憎みたい気持ちと見捨てられない気持ちが混在してしまうのがわかる。一方のマイルズも親子関係はないと言いながらも、スパイダーを殺すとネイティリに脅された時には、武器を捨てる姿勢を見せる。

 この親子の関係は将来的にどうなっていくのか。


<南国を思わせる美しい海>

・海の村メトカイナ

 ジェイクたちナヴィは森の民と呼ばれている。今回は海の民が登場。顔の作りは似ているものの手が鰭のようになっていて、水の中での長時間呼吸を持たせることができる。

 そんな彼らが住むメトカイナ。前回は空中に浮いている島が特徴的だったのに対して、今回は珊瑚がきれいな海。オセアニアやカリブの島を思わせるようなエメラルドグリーンの海辺で生活をしている。

 その景色はとても美しく、森の中とは違った世界観が広がる。そして海の民、森の民と言った表現を使っている辺りから、山の民や、雪の民などもいるのだろうと思わせる。続編がありそうな終わり方だっただけに、そういった違う場所の種族が次は出てくるのかもしれない、と思わせる設定だった。


 パンドラでの戦いがど真ん中に残る作品だった。


 鑑賞日:2022年12月16日

 皆様の感想も是非お聞かせください!


 それでは、また次回!



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