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執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-』 淡々と展開

更新日:2021年12月10日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 経産省がスマホなどの心の健康状態を分析するメンタルヘルスアプリの評価指標を策定開始したようです。どんな指標が作成されるのでしょう。


 さて、今回は映画『機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-』を紹介します。


[基本情報]

 製作:吉井孝幸

 企画:内田健二

 原案:矢立肇

 原作・脚本・絵コンテ:富野由悠希

 配給:松竹

 企画・製作:サンライズ

 主題歌:Gackt「Metamorphoze~メタモルフォーゼ~」

 製作年:2005年

 上映時間:95分

 総監督:富野由悠季


[登場人物]

カミーユ・ビダン:飛田展男

 ティターンズに捕まっていたが、ガンダムMk-Ⅱを奪ってエゥーゴに合流する。

 劇場版は淡々と展開していき、戦いがメインのため、あまり人物像が見えてこない印象。


クワトロ・バジーナ:池田秀一

 エゥーゴで赤色のリック・ディアスのパイロットをつとめるが、途中から百式の操縦をするようになる。シャア・アズナブルという名前を隠してエゥーゴで戦っている。

 存在そのものがかっこいいキャラ。


アムロ・レイ:古谷徹

 連邦軍の監視のもと生活をしていたが、カツと共にカラバの活動に合流する。

 だいぶ大人になったという印象を受ける。


[内容]

 地球育ちが中心の地球連邦軍ティターンズの支配を好ましく思わないスペースノイドが集まるエゥーゴに属するクワトロ・バジーナ。ティターンズのコロニーに偵察に入り、ガンダムMk-Ⅱを奪う作戦に出る。その場に居合わせたカミーユはティターンズのやり方を忌み嫌いガンダムMk-Ⅱを奪って、クワトロ大尉と共にエゥーゴの旗艦アーガマに乗り込む。

 ティターンズはエマにガンダムMk-Ⅱ返還の交渉に向かわせたが、ティターンズの卑劣なやり方にエマもエゥーゴにつくのだった。

 さらにブライトもティターンズから離反してエゥーゴに合流。アーガマの艦長を任され、ジャブローへ突入する作戦に就く。大気圏突入でティターンズの追撃を交わしながら、ジャブローに到着。しかし、静まり返っていた。爆破が起こるということで、全員退避していたのだった。

 その頃、アムロにフラウが会いに来ていた。そしてカイに動かされ、アムロは監視から脱出して、カラバに合流しにいく。その時、ティターンズの変形モビルスーツと戦っているクワトロ大尉とカミーユに割って入っていくのだった。

[感想]

 テレビ版機動戦士Zガンダムの劇場版三部作の一作目。アムロとの合流までが描かれる。

・ テレビ版と比べると人間関係が淡白

 だいぶ内容が省かれているため、若干、テレビ版の記憶を補完しながら見る必要がある印象。淡々と進んでいってしまう感じ。カクリコンやライラなど、ジェリドの仲間が次々とやられてしまうけれど、彼らとジェリドのやりとりがほとんど出てきていなかった分、思い入れが少ない。

 もう少しジェリドがカミーユに対して、噛み付いてくるような感じの人間関係だったように記憶はある。しかし本作品では、この2人が面と向かって言葉を交わす場面はなく、モビルスーツ越しのみ。ジェリドの憎しみがほとんど出ていなかったのは、見やすかったと言える。


・ いろんなモビルスーツを楽しめる

 どんどん進んでいく分、いろんなモビルスーツが登場するのは、面白い。ガンダムMk-Ⅱ、ハイザックに始まり、マラサイ、ガルバルディ、メッサーラ、ギャプラン、アッシマー。量産型のジムⅡ、ネモ、リックディアス、百式とたくさん登場。たくさん出てくる分、一つ一つのモビルスーツの魅力が十分に発揮されていなかったようにも思う。

 テレビ版でアッシマーが変形したときは、その部分が強調されていたような印象があったのだけれど、劇場版は淡白に変形してた。

 全体的にうす~くあさ~くまとめられているって感じた。


・ 再編集の劇場版、映像は…

 映像は、テレビ放送当時のまま。銀河英雄伝説のリニューアルとかを見てしまっていたため、劇場版に再編する時に、映像の起こし直されているものと想像していただけに、意外な感じ。ポスターの絵もそれなりに綺麗に書き直されているように感じていたのだけれど、本編はそうではなかった。

 映像が当時のままに感じる分、テレビ版を連想させられる。テレビ版でもう一回通しで見てみようと思えたのが収穫だった。


 残り二作品がどのように仕上がっているのか、まずは導入編という形の作品だった。


 鑑賞日:2021年5月9日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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