こんにちは、Dancing Shigekoです!
中学生へのワクチン接種のクーポンが今月中に配布されてくるようです。これでさらに感染拡大は収まっていってほしいです。
さて、今回は映画『ヴィランズ』を紹介します!
[基本情報]
監督・脚本:ダン・バーク / ロバート・オルセン
製作:アラン・マンデルバウム / ガリック・ディオン / ティム・ホワイト / トレヴァー・ホワイト
配給:ガンパウダー&スカイ
製作年:2019年
上映時間:89分
[登場人物]
ミッキー:ビル・スカルスガルド
強盗。恋人のジュールスとフロリダへ行く計画を持っている。
ジュールス:マイカ・モンロー
ミッキーの恋人。一緒に強盗に入っている。
ジョージ:ジェフリー・ドノヴァン
ミッキーらが不法侵入した家の主人。
グロリア:キーラ・セジウィック
ジョージの妻。
スウィーティーパイ:ブレイク・バウムガルトナー
ジョージらの養女。地下室に監禁されている。
[内容]
ミッキーとジュールスは最後の強盗を済ませて、フロリダ目指して逃亡していた。
ところが途中でガソリンが切れてしまう。運よく近くに家を発見した二人は、車を奪って逃げる計画を立てる。家中鍵を探して回り、見つけるのに時間がかかると分かると、次は車のガソリンを抜き取って逃げようと考える。ホースを探すために地下室へ行くと、そこに女の子が監禁されているのを見つける。
目的のものを見つけられずにいる間に、その家の夫婦が帰ってきて、鉢合わせになってしまう。どこか異常なオーラを発するジョージ、グロリア相手にミッキー、ジュールスは女の子の解放と自分たちの逃亡を企てるのだった。
[感想]
強盗をした若者二人がサイコパスな二人からの逃亡を描く作品。
・どっちが追い詰められているのか?
ミッキー、ジュールスが入った家。鍵を探しているときにビデオカメラが、転がって画面が表示されるシーンがある。その画面には椅子に縛られた人物に向かってナイフを持った何者かぎ近づいていく様子が映し出される。それ時点でこの家には何かあると思い始める。そんな中、地下室に鎖で繋がれた女の子が登場する。その雰囲気はエクソシスト。大丈夫だろうかと不安が募り始める。
そこに現れるジョージとグロリア。いよいよ怖いことが起きるのかと思って警戒して鑑賞。ところが、意外と穏やか。あれって?感じる瞬間。
そしてどっちが主導権を握っているのかが分かりにくい。ジョージが言葉巧みにミッキーらを翻弄しているように見えたり、ミッキーが銃で威嚇しているように見えたり。どうにもつかみ所が少なかった。
・売店での強盗劇、その後の家でのサイコ劇
最初の売店での強盗の場面、いきなり低価格映画の気配。最初の数分で、この作品はB級映画だと感じ始める。さらに林の途中で車がガス欠で止まってしまう場面。これまた妙に作り物っぽい。
そしてその後は、終始、家の中で登場人物はわずかに5人。途中、警察がやってきたものの、この5人だけで物語が続いて行くのだから、すごい。よくそこまで話をつなげることができているのが驚きの作品。
・ジュールスがミッキーに跨って顔を覗き込む時
ミッキーが絶望的な状況で床に伸びてしまっている時に、ジュールスが跨ってミッキーの顔を覗き込む場面が2回ほどある。その時にジュールスの髪の毛がカーテンのようになって、ジュールスの顔だけがミッキーに見えるような状態になる。その場面が、妙に印象的。違和感があるというか、髪の毛であそこまで綺麗に外の景色を遮断できるものなのかと興味が湧くというか、その場面がこの作品の代表的な場面に感じられた。
サイコパスが登場するためか、どうしても不自然な展開に感じてしまう作品。
鑑賞日:2021年8月22日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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