こんにちは、Dancing Shigekoです!
緊急事態宣言の発令を受けて、小中学校の夏休みが今月末まで延長されるところが出てきました。この辺りはどうなるのでしょう。
さて、今回は映画『ボディカメラ』を紹介します!
[基本情報]
監督:マリク・ヴィタル
脚本:リッチモンド・リーデル / ニコラス・マッカーシー
製作:マット・カプラン
配給: パラマウント映画
製作年:2020年
上映時間: 96分
[登場人物]
レネ:メアリーJ・ブライジ
スウィントン警察署の巡査。元パートナー ギャニングの死の真相を調べようと単独で行動する。
ダニー:ナット・ウルフ
スウィントン警察署の警察官。パートナー。
タニーシャ:アニカ・ノニ・ローズ
息子のデマルコが暴漢に殺害された女性。ギャニングのボディカメラの映像に映っていたのをレネが見つける。
[内容]
ギャニング巡査がパトロール中に音信不通になった。現場に急行したレネ、ダニーの二人はギャニングの無惨な死体を発見する。レネはギャニングのパトカーのモニターに黒人女性とナンバープレートのない緑のバンが映っていたと報告をするが、その後に現場検証にきた捜査官はモニターは壊れていて何も映っていなかったという。そこでレネは独自に捜査を進め、記憶を頼りに映像に映っていたのがタニーシャという女性だと調べあげる。
彼女の行方を調べている間に、緑のバンを見つけたという通報を受ける。ところが、その緑のバンが止まったコンビニに入っていた警官二人は、その中にいた強盗二人とともに何者かに殺されてしまう。
レネは再び無惨な殺され方をした仲間の死体がある現場に駆けつけ、そこで強盗が持っていたスマホを持って帰る。スマホに残っていた動画や、バンの持ち主に話を聞き、タニーシャの居場所を突き止める。そこに巡査部長などを呼んで、現場に乗り込んでいくのだったが。。
[感想]
じわじわと迫り来る恐怖で緊張の連続の作品。
・ダニーと訪れるタニーシャの家は怖さ際立つ
見るからに廃屋。誰も住んでいない感じのタニーシャの家を外から覗き込んで誰も見えないことを確認してから中へ入っていく。ところがレネが見ていた後に、中で動くものの姿が見える。この最初の見せ方で、中に何かがいるのが明確になる。
その直前のコンビニでは、何者かは姿が見えないっぽいことも分かっていて、この二つの事前情報から、家の中での捜索は見ていて恐怖。今にも襲われるのではないかという緊張で、終始ゾクゾクしてしまう。特にダニーが一人で行動している瞬間は、覚悟を決めて鑑賞していた。
なかなかの恐怖体験の場面。
・レネは恐怖を感じないのか
夜中のパトロール中に小さな子供が道路に一人ぽつんと座っているのを見かけて、レネは声をかけにいく。ところがすぐさま警察に反感を持っている市民が気になって様子を見にくる。敵意が滲み出る市民が次々と迫り来るのに堂々している様子は圧巻。近寄ってくるなって威嚇してしまいそうなところをレネは堂々としているからすごい。同行していたダニーは後で、さっきの対応は立派でしたって言うように、かなり動揺してしまいそうな場面。
そこでレネの肝が座っているのを見せておいて、タニーシャの家捜索の時にも堂々としているのだろうって思った。
それにしてもどうしてこんなに全体的に暗いのか。日本の家は蛍光灯で部屋全体を照らすのに対して、海外はスポットで照らす灯りなのが、その要因の一つなのだろうけれど、それにしても暗すぎて、恐怖倍増。海外の警察官はすごい!って感じる場面だった。
・舞台はどこなのか、ニューヨーク?
レネがダニーの家に向かう場面がある。その時に橋を渡っている。それがブルックリン橋のようにも感じたけれど、違うのだろうか。夜景がマンハッタンっぽくも見えたけれど、ちょっと違うだろうか。
こういった一瞬の場面でそれがどこか分かるようになると、映画を見るときの楽しみが増えるだろうと思いながら、その場面を眺めていた。
気になってスウィントン警察署と調べてみたら、イギリスの警察署が出てきたものアメリカの警察署は出てこなかった。地名で行くとミズーリ州にあるコミュニティは出てきた。
果たしてどこだったのか。気になる。
どこの都市を舞台にしているかは掴みきれなかったものの、アメリカが抱える警察と市民とのいざこざが招いた恐怖という印象の作品。
鑑賞日:2021年8月21日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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