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映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』史実とは事実よりも奇なり

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2021年1月7日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月28日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今日は冷えました。氷点下2度でした。外にいると肌が痛いですね。


 さて、今日は映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』を紹介します!


[内容]

 アラン・チューニング教授の家に泥棒が入る。調査するものの何も盗まれていないと。しかし不審に思った警部が調査をする。

 アランは第二次世界大戦中、ドイツの暗号機エニグマの解読をするために密命につく。チームを結成して。しかし人付き合いが下手なアランはチーム員から敵視される。それに構わず解読のためのマシン開発を推し進める。軍上層部から成果が出ないとクビになりかかるもチーム員から守られ。そして期限の1ヶ月が迫った時、暗号が解けた。そして秘密裏に解読した結果を活用して英国軍の勝利に貢献するのだった。しかしその成果は決して日の目を見ることなく闇に葬り去られるのだった。

[感想]

 ベネディクト・カンバーバッチ主演の作品。どこかで聞いたことがると思っていたらアカデミー賞でノミネートされた作品。シャーロックとは違った人物像のようでそれでいて、傲慢な感じや自信に満ちている感じのところは、似た役周りと言う感じ。


 そういった役作りはさておき。機械が作り出す暗号を解読するには機械が必要と言うのはすごく自然な発想。それを作り出すために大きな機械。あのぐるぐる回っている大きな機械がすごい。一体どうやって動いているのか。そういうものを作ろうと思って設計して、実際に作り上げる技術はすごいし、出来上がった時は喜びいっぱいだろうと感じた。


 実際にあった物語と言うのがすごい。この事実がずっと秘密にされていたというのが本当なのだろうかって思うくらいに秘密裏すぎるというか。何と言うか。その事実が小説のような感じに思えてしまう。それだけ情報を隠し通すことができるものなのだというのが感心。

それとアランを毛嫌いしていたチーム員が、成果がでていなくて首と言われた時に、みんながそれだったら自分も首にしてくれとチーム員が言っていた辺りに、信頼関係の大切さを感じた。そうあの瞬間は、ちょっとばかり感動。傲慢でどうしようもなく信用しがたい性格でもジェーンの助言によってその後、好意的になろうと頑張った成果を見て取れた。


 それとソ連のスパイ疑惑の場面。聖書から引用したのはすぐにわかったというそのスパイが、アランの秘密を知った人だったと。さらにその事実をM-I6のミンギスは知っていたというのも、どれだけ情報を操作した世界なのかと言う感じ。

そして一番の悩ましかった場面は、「クリストファー」と名付けられた機械がついにエニグマの暗号を解読することに成功したにも関わらず、すぐさまドイツ軍の攻撃計画を回避させられないという事実。さらにその中に自分の兄がいるというその瞬間の決断。あれには考えさせられる。みんなそれぞれに最善と思う事をしている訳で、その事実が最終的に、アランの戦後の不安定な状況を作り出したのではないかって思ってしまう。


 実際にあったであろう、この世界観。戦争と言う理不尽な出来事の真相を垣間見たような気がする作品でした。


 鑑賞日:16年10月9日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また明日!


 
 
 

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