映画『アリスのままで』忘却と向き合う
- Dancing Shigeko
- 2020年12月15日
- 読了時間: 2分
更新日:2月26日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
渋野日向子選手、残念でした!それでも4位。次に期待です!
さて、今日は映画『アリスのままで』を紹介します!
[内容]
コロンビア大学で言語学を教えていたアリス。ある時、記憶が失われることに気づく。神経科の診察を受けたところ、若年性アルツハイマーと診断される。それから家族のサポートの中で生活が始まる。
[感想]
最近、頭が痛かったり、耳鳴りや音が遠く聞こえることが続いているとこういった脳に関係する病気が他人事ではなく感じられてくる。ちょっとずつ記憶が失われていくアリス。間違って開いてしまった自分からのメッセージで用意されていた次の段階とは何を予定していたのだろうか。その薬は睡眠薬だったのだろうか。過剰摂取で自ら命を絶つ計画を立てていたのだろうか。それが家政婦の来訪で、薬を落としてしまうという展開で。あれは計画が阻止されてよかったのだろう。
印象的なところとして、ガンだったらよかったのにと言う場面。それであれば、特に変わりなく生活できたのにと言う心境。それだけ何かを忘れていくというのは大きなインパクトなのだと感じた。実際に忘れていくのだから。
それとアリスのスピーチ。自分が失われていくけれど、見守ってほしいといった類の事を伝えるのだけれど、その気持ちがすべてを物語っている。娘にその練習を聞かせた時は、もっと自分の言葉で伝えた方がいいのではって提案を受けていたのだけれど。
さて50歳でアルツハイマー。最後、リディアが見守ってくれることになり、ジョンはミネソタの病院に転勤の道を選んで。僕だったらどうするだろうか?父、母が認知症になったら、あるいは妻が認知症になったら?最後まで一緒に見届けたい。自分がなったら?アリスが最初に考えていた方法を取るかもしれない。自らの命を絶つことを考えるのだろうか。決して他人事ではない内容に家族との時間のありがたさを感じた。
鑑賞日:17年3月26日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また明日!
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