書籍『ずるい考え方』目次紹介
- Dancing Shigeko
- 2021年5月1日
- 読了時間: 6分
更新日:2021年9月17日

こんにちは、Dancing Shigekoです!
昼間、突如大雨に降られて、靴がびっしょりになってしまいました。夏みたいでした。
今回は、書籍『ずるい考え方』の目次を紹介します!
[基本情報]
著者:木村尚義
出版社:あさ出版
出版年:2011年
ページ数:195ページ
[目標]
考え方の工夫を一つ見つける
[目次]
第1章 ようこそ!ラテラルシンキングの世界へ
ラテラルシンキングってどんな思考法?
発想の枠を広げる思考法/積み上げるロジカル、ジャンプするラテラル/ラテラルシン
キングに唯一の正解はない/特徴①あらゆる前提から自由になる/特徴②今までにないも
のが生まれる/特徴③音大が最短ルートで解決される/特徴④お金/時間/手間が節約で
きる/ロジカルとラテラルの関係は相互補完
13個のオレンジを3人で分けるには?
方法1 4個ずつ分けて余った1個を3等分する/方法2 秤を使って同じ重量ずつ分配する
/方法3 ジュースにして分ける/方法4 オレンジの種を植える
なぜ、ラテラルシンキングが必要なのだろう?
学校教育はロジカルシンキング/ロジカルすぎると窮屈になる/考える機会を奪ってい
るものとは?/どんな変化にも対応できる思考法
あなたの身近にあるラテラルシンキング
1 自動改札機「計算に時間がかかる!」を解決/2 エレベーター「ボタンが押せな
い!」を解決/3 反則ぶつ「受け取ってもらえない!」を解決
第2章 ラテラルシンキングに必要な3つの力
疑う力~固定観念を打ち破る~
自由な発想を邪魔するもの/新しい常識は非常識から作られる?/すごいアイデアで自
動車事故が激減/「疑う力」を鍛えるマジックワード/異世界の人と対話をしよう/疑う
こと=悪いことではない
抽象化する力~物事の本質を見抜く~
「本質」を見抜けば発想が広がる/抽象化の3つのステップ/本質は見方によって変化
する/30通りの使い道を考えてみる
セレンディピティ~偶然の発見を見逃さない~
たまたま「発見」された大陸移動説/偶然は発明の母/トヨタ生産方式のルーツはスー
パーマーケット?/感性のレーダーを研ぎ澄ませ
第3章 最小の力で最大の効果を出す
努力しないで大きなリターンを得るには?
人間の本質はナマケモノ?/十二支の始めがネズミになった理由/他者の力を借りる/
作業を組み合わせる/「楽する権利」を手に入れる/てこの原理で発想しよう
ケース1 小さな工夫で定時離陸を実現した航空会社
他社並みのサービスを見直す/遅れのない運航を実現するには?/座席を先着順にして
しまおう/航空機は1種類のみに限定する
第4章 相手の力を利用する
弱者が生き抜くための3つの方法
強者にそのままぶつかっても勝てない/コバンザメ型/寄生虫型/ヤドカリ・イソギン
チャク型/強者が弱者を助けることもある
ケース1 トップ企業にはりついた化粧品メーカー
後発だからこその強み/トップ企業の「隣」を狙え
ケース2 「業界第2位」をアピールしたレンタカー会社
我々はナンバー2です!/トップ企業に対する不満を吸収せよ
第5章 異質なもの同士を組み合わせる
新しい価値は「組み合わせ」から生まれる
アイスクリームのコーンが生まれた瞬間/「意外な出会い」を見つけるためには?/成
功例から転用していく/組み合わせにも相性がある/メモがひらめきを呼ぶ
ケース1 スティーブ・ジョブスのマッチングセンス
退学後も授業を受け続けたジョブス/コンピュータと書道の出会い
ケース2 ユニークな喫茶店 成功の秘密
名古屋で誕生したマンガ喫茶/喫茶店に時間性を導入した田中千一/メイド喫茶と猫カ
フェの共通点は?
第6章 先の先を読む
目先の利益だけを追求しない
バケツとパイプライン/最終的に利益が出ればいい/ドーナツ店に長い行列ができた理
由/ゴールから逆発想する/それは本当に正しいゴールなのか
ケース1 やがて生まれる需要に賭けた松下幸之助
売れない新製品/実物を見れば分かってもらえる/一万個の電池を無料で手に入れる
ケース2 未来の世界を見通したトーマス・エジソン
電球を実用化したエジソン/電球普及の先にエジソンが見ていたもの
ケース3 有利な報酬を選んだジョージ・ルーカス
映画監督が交渉で得たもの/爆発的に売れたキャラクター商品
第7章 ムダなものを捨てない
ムダなものは本当にムダなのか?
目的があるから「ムダ」が生まれる/はみだし者が突破口をつくる/セレンディピティ
はムダがあってこそ/真っ赤なソファーが置かれている理由/いらない人は本当にいらな
いのか?
ケース1 タダのものを生かした浅野総一郎式ビジネス
水と竹皮をお金に換える/公衆トイレは金の成る木?
ケース2 ”もったいない”がもたらしたノーベル賞
不可能と言われたテーマに挑む/「もったいない」からテストしてみよう
第8章 マイナスをプラスに変える
「ダメな部分」に隠れている宝物を探そう
諦める前に発想を転換する/「ワケあり」を前向きなイメージに/曲がりキュウリの本
質は?/「マイナス」を生かせる場所を探す/まだ半分?もう半分?
ケース1 小林一三の逆転発想
客がいいなければ作ればいい/何もない土地を魅力溢れる住宅地に/安くて速くてガラ
ガラ
ケース2 夕張市「負の遺産」を学ぶツアー
負債に押しつぶされた夕張市/夕張リゾートの決断
第9章 ラテラルシンキング力を試してみよう
Q1 何もない宿泊施設
Q2 ある喫茶店主の深い悩み
Q3 海外から押し寄せる質問メール
Q4 新しい調味料を売る方法
Column
1 ラテラルシンキングの練習 ブラックボックス
2 ラテラルシンキングの練習 ホンミャラ人との対話
3 ラテラルシンキングの練習 制約発想と自由発想
4 ラテラルシンキングの練習 着ぐるみシンキング
5 ラテラルシンキングの練習 広告ミックス
6 ラテラルシンキングの練習 先読みイマジネーション
7 ラテラルシンキングの練習 廃棄物マッチング
8 ラテラルシンキングの練習 スーパー・ポジティブ思考
[注目ページ]
p.116
素晴らしい組み合わせを思いつくためにも、どんどんメモをとりましょう。
ここで興味深かったのは、メモ=あとで見返すものとして紹介される本が多い中、本書では、メモを残すこと自体が意味のある行為だと言っている部分。どんどんメモを残すことで、ある程度、その時点に情報が脳にインプットされる。その結果、脳内で情報が熟成されて、ある時、組み合わせが閃くのだという。この考え方に基づくと、まず最低限、日常生活で面白いものを見つけたらメモを取れば良いというスタンスに興味が湧きました。
[全体感想]
ラテラル=水平に考える。ロジカルが答えに向かって垂直に考えるのに対して、ラテラルは水平に考えを広げていくもの。一つの視点ではなく、多角的に物事を捉える発想方法についての事例が紹介されていた一冊。
ポジティブに考えてみたり、その人の立場になって考えてみるなどもラテラルシンキングの練習として提案されている。
こう言った考え方があるというところまで情報として持つきっかけを得られる一冊。
[振り返り]
もっと積極的にメモを取ろうと思えるようになった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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