こんにちは、Dancing Shigekoです!
将棋界から弁護士会に入った天童竜美弁護士の活躍を描く。
今回は国内ドラマ『法廷のドラゴン』を紹介します!
[基本情報]
脚本:戸田山雅司
音楽:篠田大介
主題歌:Novelbright「ワインディングロード」
監督:堀江貴大、片山雄一
将棋指導:中村桃子、伊藤明日香
プロデューサー:濱谷晃一(テレビ東京)、藤田絵里花(テレビ東京)、木村綾乃(The icon)、高橋香奈実(The icon)
制作:テレビ東京、The icon
制作著作:法廷のドラゴン」製作委員会
[登場人物]
天童竜美:上白石萌音
プロ棋士を目指していた女性。新人弁護士として歩田法律事務所に雇われる。
歩田虎太郎:高杉真宙
歩田法律事務所の所長で弁護士。
[内容]
天童竜美は将棋を捨てて、弁護士として、改めて社会に飛び出していった。歩田法律事務所に就職して所長兼弁護士の歩田とともに次々と舞い込んでくる弁護依頼を対応して行くのだった。
[感想]
裁判に将棋を絡めて弁護をする天童竜美の活躍を描く作品。
・独特の個性で裁判を描く
棋士を目指していた天童竜美が弁護士になる。最初の頃は、封手を渡して、その中に裁判の結果が書かれていてかなり個性的と感じた。
実際、個性は抜群。裁判で大詰めになってくると、勝負服の着物に着替えて裁判所に現れたり、いざ公判が始まり、弁護を始めるとメガネを外して気合いの入った表情に変わる。そして空中に盤面が現れて、裁判の進行に合わせて、盤面が動いていくと言う流れ。
これまでの裁判モノ、弁護士モノでここまでの個性を放っていた作品はあっただろうか?家裁の人の、盆栽くらいだろうか?
将棋と裁判という組み合わせは過去に類を見ない斬新あ組み合わせだった。
・将棋を知るものには楽しめる?
実際、将棋の盤面にコマを配置して、戦型について説明がある。毎回、新たな戦型について説明があるので、将棋を知っている人は、うんうんと頷きながら見ていけるのではないか、と感じる。次の一手はこれです、と言って説明していくあたりなども、確かにとか、そうなのか、などと思いながら見ることができるのでは?と思うくらい将棋の指手に関してはこだわった描写になっていたと感じる。
・もう少しその意図を見せて欲しかった
一方で、その個性が活かしきれていないと感じる場面も多々あり。一番感じたのは、なぜその線形が今回の裁判の構図になるのか?という部分と、その指手と裁判での弁護の内容がどうして重なるのかという部分。
流れが悪くなるような証言があった時に、悪手と呼ぶのまでは許容できても、次は何々銀です、とか、金です、とかでその形で詰みです、というその銀や金の意味が今一つ裁判とつながらないと感じるのが残念なところ。
最初のうちは目新しさがあって興味深く見られたものの、後半に行くにつれて、なぜその解釈になるのだろうか、と疑問の方が多く残る作品だった。
[各話感想]
第1話 弁護するときの用語は将棋!?
第2話 18年間の結果が消える瞬間…
第3話 AIを打破!?
第4話 妥協は禁物!
第5話 よだれが今にも出そう!
第6話 詰将棋では遺産相続は…?
第7話 旧友のために!?
第8話(最終話) 再び兎羽と対局!
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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