こんにちは、Dancing Shigekoです!
次は誰がくる?
今回は国内ドラマ『法廷のドラゴン』第5話を紹介します!
[内容]
#5 ニセモノ和菓子訴訟VSまさかの角不成!?
一徹餅の老舗・雁湖庵の店長・熊倉英知がクイーンマルシェに名誉毀損で訴えられる。クイーンマルシェがネット販売している一徹餅が偽物だと熊倉はネットに書き込みをしたのが原因。熊倉の弁護を担当することになった歩田弁護士事務所は、相手の鉄壁の防御を前に逆転の一手を探す。
そして天童は銀冠穴熊を攻略する成らない一手を見つけるのだった。
[感想]
天童が名誉毀損の弁護をする一話。
・そこまで欲しそうな表情ができるか!
今回、一番の見どころは実は一番最初だったかもしれない。
歩田が外回りから戻り、一徹餅を持って帰ってきている。それを見た天童が目の色を変えて釘付けになっている。本当にそのお餅が好きなのだというのが表情から実によく伝わってくる。ここまで気持ちを全面に出せるとは、上白石萌音の演技力、なかなかのものだと感心。
時々、感情が表情がよく伝わってくることがあって、そういう時に、この人はすごいと感じることがある。最近ではジュラシック・パークの女の子もその類。次は誰が見せてくれるだろうか。
・親と比較されて
今回の裏のテーマは父親との比較。歩田は父親が立派な弁護士だったと言われている。そこにまだまだ遠く及ばないことに焦りを感じている。同じように熊倉英知の息子、和輝も職人の父と自分を比較して、及ばないと感じたために職人になるのを諦めたような形。
そこまで父親の背中を見ているものなのだろうか。自分はどうだろうか。異なる分野の仕事をしているということもあって、あまり意識することがなかったように思う。
それでもどこかで父親の残した実績を意識しているように感じることもある。親というのは、そうやって子供に少なからず影響を残すものであるのだと感じる。
・似たもの親子
喧嘩別れしていた熊倉の父と息子。母親が入院した時もお菓子作りをしていたということに愛想を尽かした息子が、父の元を離れてクイーンマルシェに入る。
実は父は母を少しでも喜ばせたくて、一徹餅を作っていた。その時、皮を作る時間を少し短縮する工夫をしていたという。
そして息子はクイーンマルシェの作り方が少し違うことを認める。その結果、クイーンマルシェは敗訴、そのまま和解の申し出をするような展開。
父が素直に母親のために一徹餅を作っていたと言えば、息子は少しでも多くの人に一徹餅を届けたかったと言っていれば、それだけで二人の誤解はなくて済んだだろうに。この辺り、似たもの親子なのだと感じる。
父親の影を追いかける故の裁判だったように感じる一話だった。
前話感想→こちら
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それでは、また次回!
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