こんにちは、Dancing Shigekoです!
テレビドラマを見終わると一つの世界が終わった感じが強い。
今回は東野圭吾原作、阿部寛主演 国内ドラマ『新参者』を紹介します!
[基本情報]
原作:東野圭吾『新参者』
企画:那須田淳
脚本:真野勝成
牧野圭祐
演出:山室大輔
平野俊一
韓哲
石井康晴
主題歌:山下達郎『街物語(まちものがたり)』
プロデューサー:伊興田英徳
中井芳彦
製作:TBSテレビ
[登場人物]
加賀恭一郎:阿部寛
日本橋署の刑事。元は警視庁捜査一課所属。「ちなみに…」を口癖に他とは違う視点で捜査を進める。
「ちなみに…」の使われ方が気になってしまう人物像だった。自分の日本語力では違和感がある時がちょこちょこ。
松宮脩平:溝端淳平
警視庁捜査一課の刑事で、加賀の従兄弟。加賀と組んで捜査にあたる。
可もなく不可もなく、これと言った特徴に乏しい存在感。
青山亜美:黒木メイサ
ジャーナリストで喫茶店でバイトをしている。加賀の後輩で、小伝馬町の事件が恋人の母親と言うことで独自に調べている。
ペンのキャップを口にくわえて取る様子が馴染みづらい。キャップ付きのボールペンを使っていると言うのは、珍しく感じる。ジャーナリストとはそう言うものなのかとイメージが固まる。
[内容]
日本橋署に異動してきた加賀恭一郎を待っていたのは、小伝馬町のマンションで殺害された三井峯子の捜査だった。
加賀は人形町のお店を訪ねて行っては、事件と直接関係のなさそうなところを捜査していき、少しずつ事件の真相に迫るのだった…
[感想]
日本橋人形町を舞台に加賀恭一郎が捜査を進める作品。
・一話完結かつ全話連結
毎回、人形町のお店のうちの一つが中心になる。煎餅屋、料亭、時計屋などが舞台に一つずつ事実を謎解きしていく。それぞれ一つの殺人事件の捜査の一環のように見えて、結論は事件に無関係だったとなっていく。
加賀の言い分が面白い。そんな捜査をして何になるのかと言われ、無関係ということが分かるという切り返し方が馬鹿にしているようで、それでいて真面目に答えているのだから面白い。
一見、1話1話完結型の展開にも関わらず、最終的に話がつながっていく。その見せ方が面白い。
ただ原作の小説ほど繋がり感が薄かったようにも感じる。それとも原作の記憶が薄くなっているだけかな?
・それぞれに意思がある
1話ずつ事件を解決していく中で、どこか怪しい気配を出している。それが殺人事件と慣用しているのかと思いきや、その隠し事をしている理由は別のところにある。
その内容がどれも涙を誘うエピソードになっているのが面白い。一瞬、殺人事件の捜査をしていたことを忘れさせるものがある。
・人形町を散策
そんな事件の舞台は日本橋の小伝馬町のマンション。そこの近くは力で人形町の商店街になっている。
加賀がのんびり散歩しながら、捜査の情報を集めていく。昔ながらのお店が並ぶ町。こう言った町並みはこの先も残ってくれたらと思う。
東京行く機会があったら、同じように散策してみたいと思う町並みだった。
・豪華キャストが容疑者
一話完結のこの作品。キャストがまた豪華。香川照之、杏に始まり、夏川結衣、倍賞美津子などは商店の雰囲気を作り出している。みのもんたや速水もこみち、谷原章介など、とにかく毎回、いろんなキャストが登場して、その辺りも特徴の一つだったように思う。
・加賀の視点に注目
そして加賀。阿部寛演じる加賀の存在感。どうしても「ちなみに」と切り出す瞬間は、そのタイミングでその言葉は正しいのだろうか?と言う疑問が残ったものの、いつも独特のところに着目している。誰も注目しないような場所に注目。そもそも捜査の本線から外れているところの捜査をして行くあたりが加賀の感性で、事件解決にもつながったのだと思わせる。
各エピソードの人間ドラマが印象的な作品だった。
[各話感想]
第2話 人形焼が語ること
第3話 人は見た目では分からない
第4話 頑固親父の心を開くには…
第6話 出会いを大切にする男性
第7話 口を塞ぐ刑事
第8話 巡り合わせとはすごい
第9話 誰が嘘を?
第10話 犯人は・・・!
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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