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執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『放課後カルテ』第4話 誰も信じられない!

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 牧野先生の無愛想は変わっていくのか。


 今回は国内ドラマ『放課後カルテ』第4話を紹介します!


[内容]

#4 聞かせてくれないか、お前の言葉で

 二泊三日の野外活動が行われる。水本の班には藤野がいて、いつも好き勝手行動していた。1学期末、水本は七夕の作品を壊していた。その様子を藤野に見られていたため、水本は藤野がみんなに話さないか心配していた。誰かがコソコソと話ししている様子を見るたびに疑いが強くなり、藤野が川で遊んでいる時に後ろから突き飛ばす。その様子を見ていた牧野は、直後に水本が嘘をついたことに気づいていた。

 部屋で話を聞かせてもらおうと待たせていたが藤野は水本を連れて逃げ出し、森の中へ。そこで水本は転倒して捻挫する。駆けつけた牧野は彼女を背負って施設に戻る。彼女は、七夕のことを話して、自分が抑えられなくなるのが怖いという。

 野外学習が終わり、通常授業に戻るが、水本は学校を欠席するのだった。


[感想]

 野外学習から様子がおかしい水本と向き合おうとする1話。

・誰も信用できないという感覚

 水本がみんなの会話を気にしている。藤野が誰かと話していると、それが七夕のことなのではないかと不安になっている。

 七夕の犯人誰なんだろう、と女子の間で話題になると、自分が責められているような気持ちになっている。

 実際には、藤野は誰にも話していないし、話すつもりもなさそう。他の生徒たちも単なる好奇心で、水本を疑っているわけではない。

 それでも水本本人はそう感じることができない。誰も信じられない感覚、その感覚は共感。どんなにいい言葉を言われてもどこか裏があるのでは、と感じるのに似ているかもしれないと思った。

 そんな心理を打破してくれるのは、アドラー心理学のような教えなのだと感じた。


・家庭環境の影響は大きい

 水本が抑えられない怒り、イライラに押しつぶされそうになっている原因に両親の別居がある。また母親の言葉が取り上げられている。

 親の発言、親の行動が子供に与える影響。その大きさをひしひしと感じるエピソード。これは他人事ではないと感じる。自分の日頃の行動はどうだろうか。今からでも気をつけられる部分は行動に移していこうと思うきっかけになる内容だった。


・牧野にずけずけ

 篠谷は生徒たちが自分には話してくれず、牧野に話してくれることを少しばかり僻んでいる様子を見せる。しかし、その事実を受け入れて彼女自身が頑張ろうとする一方、牧野の自覚を変えていこうと働きかけている。

 水本が学校に来ていない状況を知って、話を聞いてあげてほしいと篠谷が頼む。本来、自分がやりたいところだけれど、話を聞けるのは牧野だと思っている。自分の状況、生徒たちとの関係、牧野への生徒たちの様子をきちんと分析して、最適解を導き出そうとしているのは、ある意味、篠谷のプロ意識と思う。

 結構、この二人、いいコンビになるように感じた。


 水本はドアを開けてくれるのか、牧野の思いは届くのか、続きが気になる一話だった。


 前話感想→こちら


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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