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執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『嘘解きレトリック』 嘘が聞こえるを有効活用!

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 2024年秋ドラ月9鑑賞しました。


 今回は国内ドラマ『嘘解きレトリック』を紹介します!


[基本情報]

 原作:都戸利津『嘘解きレトリック』

 脚本:武石栞、村田こけし、大口幸子

 アクションコレオグラファー:森﨑えいじ

 予告ナレーション:茶風林

 音楽:菅野祐悟、眞鍋昭大

 主題歌:eill「革命前夜」

 時代考証:大石学

 所作指導:花柳鳳昌生

 警察監修:石坂隆昌

 演出:西谷弘、永山耕三、鈴木雅之、河毛俊作、岩城隆一

 プロデュース:鈴木吉弘、狩野雄太

 制作協力:AOI Pro.

 制作・著作:フジテレビ


[登場人物]

祝左右馬:鈴鹿央士

 祝探偵事務所の探偵。万年金欠。

浦部鹿乃子:松本穂香

 祝探偵事務所の秘書。嘘の音を聞き取ることができる。


[内容]

 嘘を聞くことができる鹿乃子。幼い頃から気持ち悪がれて育ってきた。大人になった彼女は村を出て、九十九夜町にやってきた。そこで探偵の祝と知り合う。祝は鹿乃子の嘘が聞こえる力を気持ち悪いと思うことなく普通に接する。それどころか、とても貴重な力と言って彼女を助手として家に置くのだった。


[感想]

 嘘を聞くことのできる鹿乃子と探偵・祝が事件を解決していく作品。

・嘘が分かるは気持ち悪いか?

 鹿乃子は子供の頃から嘘が分かり、周りからは気持ち悪いと言われてきていた。そのことが理由で村を出てきている。

 しかし、ここには疑問がある。嘘が分かるというけれど、鹿乃子が黙っていたら、嘘が分かると知れ渡ることはなかったのではなかろうか。気持ち悪いと思われるのは、鹿乃子が執拗なまでに相手を非難したからではないのか。

 嘘が分かったら、本人は騙されることがないのだから、逆に重宝する力だと個人的には思う。違うのだろうか。鹿乃子の正義感が強く、嘘を見過ごせない、という部分に問題があっただけではないのか、と思った。


・昭和初期を体験

 この作品の特徴といえば、昭和初期の舞台設定。まだ服装は和服が多く、洋服を着ている人はハイカラ(?)な感じの世界観。車はほとんど走っていなく、通過も1円がかなりの価値の時代。こういった、自分の触れたことのない時代が映像化されると、いろんな発見がある。

 100%昭和初期を再現できているのかは定かではないにしても、一つ一つの描写に時代を感じ、この時代の生活から見て、今はどんな感じなのだろうか、など考えが巡る。

 時が確実に流れているのだと感じる。


・いくらでも続編が作れそう?

 毎回一つ事件ずつ新しい依頼人が現れて、事件を解決していくタイプの本作品。嘘を見破りながら、祝の観察力で、確実に事件の謎を解消していく、独特のテンポはいくらでも続編が作れそうな感じ。

 祝の親友の端崎と一緒に事件を解決するとか、お高く止まっている探偵気取りの千代と一緒に事件を解決する、という設定もできると思う。続編シリーズができるかも、と感じる。


 まったりと事件を解決していく新感覚の作品だった。


[各話感想]

 第7話 幽霊現る!

 第11話(最終話) そして二人の関係は…


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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