国内ドラマ『問題物件』犬頭はイヌタ?!
- Dancing Shigeko
- 3月30日
- 読了時間: 4分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
2025年フジテレビ系10時枠のドラマ。
今回は国内ドラマ『問題物件』を紹介します!
[基本情報]
原作:大倉崇裕『問題物件』『天使の棲む部屋 問題物件』
脚本:松田裕子、原野吉弘、北浦勝大
音楽:森優太、湯浅佳代子、赤坂美和
主題歌:SPYAIR「Buddy」
演出:紙谷楓、木下高男、宮木正悟
プロデュース:江花松樹(フジテレビ)
プロデューサー:貸川聡子(共同テレビ)
制作協力:共同テレビ
制作著作:フジテレビ
[登場人物]
犬頭光太郎:上川隆也
不動産調査員と名乗る謎の男性。いつもどこからともなく現れ、そして消えていく。
若宮惠美子:内田理央
大島不動産販売で販売特別室に異動になった女性社員。不動産のキャッチコピーを考えるのが好き。
大島雅弘:宮世琉弥
大島不動産販売の販売特別室、室長。足が不自由で車椅子生活。先代社長の息子。
有村次郎:浜野謙太
犬頭の調査に協力してくれる探偵。
[内容]
大島不動産販売に入ってくる不動産に関するクレーム。そのクレーム対応をするために新設された販売特別室。若宮は室長に代わって現場に問題物件の調査に出向いていく。その行く先々で現れる犬頭と共に問題の原因を突き止めていくのだった。
[感想]
不動産で問題のあった物件を調査する様子を描く作品。
・新しいジャンルのドラマ
呪われた部屋と言われるような物件ばかりが問題物件として調査対象に挙がってくる。ポルターガイストだったり、水の呪い、自然発火の部屋、天使の天罰が下る部屋など、実にいろんな呪われた部屋が出てくる。
その超常現象的な事象を淡々と調査して、謎を解き明かしていく。
謎解きする対象物が殺人事件ではなく、問題物件という設定がこれまでにない世界観。ジャンルはミステリーのような感じ。謎解き要素もそれなりに盛り込まれていて、無理のない謎解きが犬頭によって披露されるというお決まりのパターンが面白い。
・権力争いの醜い構図?
調査物件を次々と持ってくる室長代理。その後ろには、社長の大島高丸がいる。前代社長の息子が大島不動産販売にいたとあっては、いつ自分の社長の座を横取りされるかわからない。そういった不安から、雅弘を会社から辞めさせようとするために、問題物件を持ってきている。
そして失敗させて、無能の烙印を押させて、会社から追い出そうとしている。
冷静に考えれば、高丸が現社長としてしっかりと結果を残してたら、誰も雅弘に社長の座を譲れと言わないように思う。必要以上に今の地位を守ろうとして、過度な行動に出ているという印象。
ただ本気で潰そうと思っている割には穏やかな手法で迫っていく、というのも正直なところ。もっと過激な手を使っても良かったのではと?
そういう意味では、この作品での権力争いはあくまでも、問題物件を持ってくるための口実であって、主たる内容ではなかったのだと感じる。
・若宮は結局分かったのか
犬頭は何者なのか。いつも黄色いコートを着ていて、それはまるで室長の部屋にいる犬・イヌタのものみたいな感じ。若宮は犬頭はイヌタなのではと疑っていたけれど、結局、最後まで犬頭の口から直接語られることはなし。
どうしてイヌタが犬頭の姿になることができたのか、その謎が残る。突っ込んではいけない部分なのだと思うけれど、実に興味深い。
問題物件の原因は、大抵科学的に説明できるものだっただけに犬頭だけ、超常現象的な存在だったのが興味深い。このギャップが程よい作り話感を出していたと感じる。
新しいタイプのジャンルの作品だった。
[各話感想]
第1話 犬が問題物件を?!
第2話 ポルターガイストの謎は、実は…?
第3話 ゴミ溜めではなくゴミ屋敷
第4話 水の呪いは…
第5話 金縛りの正体は…!?
第6話 偽物は暴かれるもの?
第7話 犬頭に危険が迫る!?
第8話 失踪続き!
第9話 開かずの間!?
第10話 犬頭、走る!
第11話(最終話) 終の部屋で最後を迎える!
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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