こんにちは、Dancing Shigekoです!
笹井専務を味方につけることはできないのか。
今回は国内ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』第9話(最終話)を紹介します!
[内容]
#9(最終話) 大逆転なるか!? 涙のわけは?
青島製作所野球部は廃部が決まっていた。勝っても負けても最後の試合となる都市対抗の敗者復活戦でイツワと戦う。全員が応援に駆けつけて、試合はイツワが満塁ホームランでリードする展開。必死に食らいついていき5回表に3点追いつく。直後の裏に再び3ランで突き放され、3-7。8回表に伊坂がホームランを放ち、3点返すと、9回表にとうとう同点に追いつく。そして15回表についに逆転するのだった。
そしてその日の午後、TOYOカメラでのコンペが行われる。青嶌とイツワのイメージセンサを搭載したカメラで撮影した写真、動画を見比べていく。Bで撮影した動画が流れた時、勝負がつく。そのBのカメラに搭載されているイメージセンサは、青島製作所のものだった。
[感想]
野球でもコンペでもイツワとの一騎打ちが展開する最終話。
<最後には野球を楽しむ>
・勝利以上に大きな収穫
廃部が決まっている野球部。最後の試合は因縁の対決イツワ。
試合は満塁ホームランによる失点から始まり、早々に不利な展開。
ドラマのタイトル通りに一番面白いと言われる8-7に向かって着々と点の取り合いが続く。その試合の様子も良かったのだけれど、一番印象的だったのは、イツワのピッチャー如月の変化。
いつもヘラヘラと笑った表情で投球している。どこか相手を見下した様子。
ところが、この試合では最後の最後で、ピンチになって、仲間から言われた一言で表情が変わる。「なんだかんだ、あいつらと試合をするの楽しいよな」と言われ、野球に対する気持ちが蘇った感じ。
結果は青嶋野球部の逆転勝ち。
青嶌野球部が観客席に御礼をしている時、如月は沖原と目を合わせる。そこにはもう憎しみの表情はなく、相手を認めている優しさというか、スポーツマンの目があった。そう言った変化をもたらした試合というのが良かった。
単なる野球ドラマではなく、人間ドラマなのだと感じた。
<本物は皆魅了する>
・息をのむ美しさ
野球の次の見せ場。TOYOカメラでのコンペ。
イメージセンサ比べをするコンペに見せ場があるものなのか。正直、ここは淡々と勝負がつくだけだと思っていた。
ところが、そうではなかった。
静止画の比較が行われる。そこには目立った差が見られない。
続いて動画による比較。
使われた映像は誕生日ケーキの蝋燭を消す場面。最初の動画が流れ、誰もが納得の映像と思っている。
ところが、次の動画が流れた瞬間、皆の表情が変わる。
イツワの坂東も花房もその動画に見入る。TOYOカメラの社長・尾藤はその動画を見て、笑顔になっている。勝負がついた瞬間。
コンペでここまで、見ている人の心を惹きつける映像を作り出して、皆が魅入っていく様子は、かなり印象的な見せ方。相当いい映像だったのだと一目で分かる。イメージセンサの実力の差がはっきりと伝わってくる。
青島製作所の神山が最後の最後まで諦めずに調整してきた効果がここに炸裂。こんなにも圧倒的な差を見せたことに感動する場面だった。
<新たな時代の幕開け>
・キド・エステート
そして野球部はと言えば、城戸社長に率いられて、キド・エステートの野球部に転籍している。皆イキイキした表情でロッカールームから姿を見せる。着るユニフォームは変わっても、みんな一緒というところがポイント。
都市対抗野球がどうなったのかは疑問だけれど、こうして青島野球部のメンバーがまた同じチームで活躍していくと思うと、最終的にはみんなハッピーに終わったドラマだと思う。
細川がぐいぐい引っ張り、笹井が方向修正を上手にする。
沖原が引っ張り、皆が支え合う。
ピンチから、逆転をしていく様子が実に心地よい最終話だった。
前話感想→こちら
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それでは、また次回!
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