国内ドラマ『ミステリと言う勿れ』第七話 あなたが見ているものは・・?
- Dancing Shigeko
- 2022年5月21日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年8月6日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
後半戦始まる。
今回は国内ドラマ『ミステリと言う勿れ』第七話を紹介します!
前回感想 → こちら
[内容]
久能は陸太を説得して香音人のところに連れて行ってもらう。そこで放火をする理由を聞いていく。やがて久能は陸太に一言伝える。その言葉を聞いて陸太は取り乱し始めるのだった。
[感想]
久能が放火犯を諭す一話。
・香音人に会わせてもらう久能
久能が危機的な状況に追い込まれる。陸太が強引に押さえつけてきて、手足を縛り付けようとしている。その時、風呂光から電話がかかってくる。その着信音が鬱陶しいと思った陸太は久能のスマホを取り出して処理しようとする。ところが、スマホにつけてあったライカからの贈り物のイチゴの飾りで過呼吸になってしまう。
その隙に久能が自由の身になる。陸太に香音人に会わせてほしいと言う。そして連れて行ってもらうのだけれど、自分が殺されるかもしれないって時に、好き好んで放火魔かもしれない人のところに行こうと思うかね?
久能が犯人と話をするたびに、誰もが口にする言葉、「お前は何者なんだ?」と言うのを感じてしまう。わざわざ会いに行きたいかな?警察に通報するのが先だと思うのだけれど?理解を超えた行動。
・放火の背景を語る
香音人が放火を始めるきっかけとなった話を始める。幼い頃に母親が自分のことを溺愛してくれていたこと、同時に虐待されていたこと。ある時、事故で家が燃え、母が死んだこと。その時に言葉で表せない解放感を得られたことなど。
それで自分と同じ境遇に遭っている子供がいたら救ってあげようと思うようになったと言う。
理解を超越した存在の人が次々と登場する。虐待されていた子供たちを解放してあげたい、の手段が殺すと言うのだから、短絡過ぎるような気がする。
・幸せになった人はいない
さらに出所してから以前救ってあげた子供たちに会いに行ったと言う。ところがその男性は決して幸せにはなっていなかった。親がいないことでどれだけ肩身の狭い思いをしたかと。ただ自分で決めたことだから仕方ないと割り切っていると。香音人がその気持ち分かるよ、と歩み寄ろうとするけれど、男性はお前は自分で決めていない。殺人ではなかった。その違いがあるのに何が分かると言うのか、となじられる。
そして香音人は気づく。自分のやってきたことは子供たちを幸せにしていなかったのだと。それでやめると決心する。
・そこにいたのは
それがきっかけというわけではないけれど、陸太は謝って香音人を殺してしまっていた。そしてずっと一人で香音人役も兼ねて、久能に話をしているのだった。ずっと一人でいるのに誰かと話しているみたいで気になっていたのだと久能は言う。
突如、綺麗だった建物がゴミ屋敷に変わってしまう。映像による騙し。そこにさも人がいるかのように見せておいて、実は久能には陸太しか見えていなかったという展開は、今後全てに対しても本当に起きていることなのか?と思わせるようになった。
ライカの存在自体ももしかして幻影なのかもしれない、と感じさせてしまう展開だった。
・ライカが探していたもの
そのライカが香音人の家にやってきて、死体を見る。ここにいたのか。最近の放火は雑過ぎると感じていた、と思いを漏らす。どうやらライカもまた昔、香音人の放火によって生き延びてきた女性だったということ。そして彼女は香音人に感謝をしていた。
もし香音人がライカに先に会っていたら、放火をもう止めると言い出さなかったのかもしれない。運命の悪戯とでもいうべきか。正しい方向へと進むように物事は起きるものなのだと感じる展開だった。
クリスマスに悲しい過去を聞いて過ごすことになった久能の一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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