国内ドラマ『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』第3話 どう助け合うのか?
- Dancing Shigeko
- 2023年5月23日
- 読了時間: 4分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
少しは脱出の兆しが見えてくるのか?
今回は国内ドラマ『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』第3話を紹介します!
[内容]
#3 熱き涙のバディ誕生
田中が不審者を見たといい、萱島のカバンから勝手にハサミを持ち出して追いかけていく。しかし不審者を取り逃してしまう。萱島は自分の大切にしているセットを無くした田中に激怒。車両から追い出そうという。田中も自らその場を去っていく。
車両では食料が問題になりつつあり、白浜が有志を集って探しに出ようとする。萱島はみんな動かないとダメなんだと、怒りをぶつける。その言葉に触発されて、車両にいた人たちは協力して、食料を探し始める。その中で畑野が体調を崩す。間違って毒素のある果実を食べてしまっていた。
大事には至らず、皆喜びを分かち合う。元気を無くしていた寺崎もみんなに励まされ元気を取り戻す。
夜、早速調達した食材で皆で食事をしているとスープに入っていた木の実を見て萱島は、畑野が口にしたものと同じだと言って、みんなが食べるのを止めさせる。スープを作ったメンバーも木の実を入れた覚えはないと言う。萱島はそれが田中の仕業に違いないと言って探しにいくと言うが、白浜がその場は探しにいく。
南の方に湿った土地があると言うので、白浜と萱島、畑野、加藤で見にいくことにするが加藤が何者かに刺されるのだった。
[感想]
少しずつ車両に残された人々が結束し始める一話。
<働かざる者食うべからず>
・時には言うことも必要
食料がなくなり始めている。このままでは餓死してしまう。
白浜が食材を探しに行こうと提案する。そこで有志を集う。その言葉に若くて頼もしいと言っている年配の女性がいる。その発言を聞いた萱島がすかさず、文句を言う。
生きていきたいのなら、自ら動かないとダメだ。
言い方は、あまり優しさはないものの言っていることは尤もだと思う。
事実、萱島がそうやってみんなに言い放ったのが効果があって、全員が何かしらの行動を取り始める。その様子を見て、白浜も萱島さんが正しかったと認めている。
窮地に陥った時、誰かがやってくれる、と言う考え方では生き残れない。そう言ったことを気づかせてくれる流れだと思う。そして少しずつ萱島の存在が重要だと感じ始める。
<人間関係が築き上げられる時>
・娘との約束を守れなかった寺崎
それでも先が見えない状況に生きる気力を失うものもいる。
寺崎は仕事ばかりしてきて、娘との時間を全く取ってこなかったことを悔やみ始めている。
今日は娘の誕生日だと言って、ますます落ち込んでいる。
もし一本遅い電車に乗っていたら、あるいは一本早い電車に乗っていたら、こんなことにならなかったのにと言っている。
この場面、もし~と言い出したら、キリがないと思う。と同時に本当にその「もし~」は正しいのだろうか。実は、もし一本早い電車に乗っていたら、地震が起きた時にカーブに差し掛かっていて脱線して、死亡していたかもしれない。一本遅い電車に乗ったら、急ブレーキで全員が転倒して首の骨を追って死亡していたかもしれない。
今、自分の置かれている状況を最悪と考えるから、「もし~」と言う考えになるのだと思う。
今、自分の置かれている状況が最善だと思ったら、もっと前向きになれるだろうにと思ってしまった。
・弟に謝りたい萱島
田中が無くしてしまったハサミのセットを白浜が見つけてくる。それを受け取った萱島は素直には喜ばない。しかし表情では喜びを隠せずにいる。
白浜が萱島の心を分かったようなことを言おうとするのに反論。
弟にあれだけいろんなことをしてきたのに、恩を仇で返された、と口では言いながら、本当はそうと思っていない。それを感じ取ってか、白浜が「自分のことを許してあげてもいいのでは」と投げかけられ、萱島の思いが一気に噴き出していく。
本当はもっと何かしてやれただろうに、と言う気持ちがあって、謝りたいという。
みんなが少しずつ自分の腹の中を見せるようになって、少しずつ車両の中の人間関係がいい方向に進み始めたように感じる。
<ラーメン屋で一人>
・兄を思う
車両が行方不明になった東京では、萱島の弟がラーメン屋に行っている。
そしてラーメンを食べている。近くに座っている家族連れを見かける。
父親が息子にフーフーして冷ましてから食べるんだよー、と言っているのを見て、兄が自分にしてくれたことを思い出す。
こっちの世界ではこうして普通にラーメン屋もある。
では、萱島や畑野がいる世界はどうなのか。緑に囲まれた森。そして荒れ果てた土地。
何が起きたのか。
そして現れた犯罪者。彼らの今後は犯罪者とのサバイバルになっていくのか、気になる結末の1話だった。
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それでは、また次回!
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