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国内ドラマ『ノーサイド・ゲーム』日本のラグビーを盛り上げる!

執筆者の写真: Dancing ShigekoDancing Shigeko

 こんにちは、Dancing Shigekoです!

 ラグビーをテーマにしたドラマの代表と言える。


 今回は国内ドラマ『ノーサイド・ゲーム』を紹介します!


[基本情報]

 原作:池井戸潤『ノーサイド・ゲーム

 脚本:丑尾健太郎

 音楽:服部隆之

 主題歌:米津玄師『馬と鹿』

 演出:福田克雄

    田中健太

    平野俊一

 プロデューサー:伊與田英徳

 製作:TBS


[登場人物]

君嶋隼人:大泉洋

 アストロズのジェネラルマネージャー。

 悩みながら一つ一つ問題を解決していく姿勢が刺激になる。

岸和田徹:高橋光臣

 アストロズのキャプテン。

 ラグビー部員の役も絵になると思った。

七尾圭太:眞栄田郷敦

 ニュージーランド帰り。故障でラグビーを辞めていたが、君嶋の思いとアストロズの試合に心を動かされ、入部。浜畑とスタンドオフの争いをする。

 怪我をした時の記憶が蘇って身体が動かない時の表情が印象的。本当に恐れているのが伝わってくる。

佐倉多英:笹本玲奈

 アストロズのマネージャー。

 分析力を武器にできるのは、誰もがそれぞれの形でラグビーの力になれることを見せていていい。

浜畑譲:廣瀬俊朗

 アストロズのスタンドオフ。物静かだが内には人一倍勝つことに強い思いを抱いている。

 実際のラグビー選手という事で、迫力が違う。現役時代を見てみたかった。

柴門琢磨:大谷亮平

 アストロズ監督。戦術に長けている。

 芸風が国内ドラマ『恋はdeepに』と重なっているように感じる。

津田三郎:渡辺裕之

 サイクロンズの監督。

 元からこんなに色黒なのか、ラグビーをしているからなのか、不自然な色黒さが気になってしまった。

滝川桂一郎:上川隆也

 トキワ自動車常務取締役で次期社長候補と言われている。

 国内ドラマ『花咲舞は黙ってない』とは対照的で静かで自信に満ちた口調が、全く違う印象を与える。根はいい人だったのがよかった。


[内容]

 経営企画室で結果を残してきていた君嶋は、滝川が推し進めるカザマ商事買収案件にストップをかけた。その腹いせの如く府中工場の総務部に異動させられてしまう。そこで待っていたのは、万年ラグビー二部リーグへの降格争いをしているアストロズのジェネラルマネージャーと言う仕事だった。

 結果を残せなければ、予算カットで廃部に追い込まれるアストロズ。ラグビーに全く興味のない君嶋が奮闘するのだった。


[感想]

 間違いなくラグビードラマの代表作品!

<戦いは続く>

・ラグビーの迫力が溢れ出る

 作中、アストロズの試合が何度も登場する。ハイライトのように部分的だけの時もあれば、じっくりと試合の様子を見せることもある。サイクロンズ戦は試合の経過を細かく描写。その見せ方がすごい。モール、タックル、トライいろんな要素が盛り込まれていて、試合の緊迫感が出ている。中でもぶつかり合う時の音は、実に痛々しい。本当に体を張ってぶつかり合っている感じが伝わってくる。

 ドラマでこれだけラグビーの試合が楽しめるのだから、実際の試合はより一層楽しめるのだろうと感じさせてくれる。前回W杯の試合観戦を思い出す。そして現地でも見てみたいという気持ちにさせてくれる描写だった。

・戦いはアストロズだけではない

 ラグビーの試合はさることながら、ビジネスの方も見応え十分。基本はアストロズ存続と言う目標実現のためではあるのだけれど、カザマ商事買収の一連のやりとりはすんなり終わらない伏線付きで面白い。やられたらやり返す、半沢直樹のようなテイストもきっちりと盛り込まれていて、存分に楽しむことができた。


<推しは二人>

・一人目は文句なし浜畑

 この作品の魅力は内容を盛り上げる登場人物。中でも一番の存在感は、浜畑選手。初対面の君島を突き放し、雨の中、タックルをさせて、その努力を素直に認める寛容さ。その後も、多くは語らず、行動でみんなを引っ張る。

 サイクロンズからの引き抜きにも、全く動じることなく断り、二シーズン目のスタメンがかかった部内マッチ前でも、七尾にアドバイスを与える。サイクロンズへ行くことになっている里村に対しても公平に接し、仕事を片付けるのを手伝う。

 常に神対応、そしてプレイでも魅せる。浜畑は、君嶋のことを尊敬していると言っていたけれど、私は浜畑を畏敬の念を抱いた。

 浜畑無くして、ドラマ版ノーサイド・ゲームは成り立っていなかったのではなかろうか。

・二人目は滝川常務で決まり

 もう一人推したいのは、滝川常務。私利私欲のためにゴリゴリとカザマ商事買収案件を推し進めているように思えて、そこには見返してやりたいという闘争心があるだけ。決して、汚い手段は使わず、アストロズが不要と言いながら、心の中では見守ろうと思っているのも滲み出ている。

 残念ながら君嶋との対決の結果、左遷されることになってしまったものの、その後も決して、君嶋のことを憎むわけでもなく、ラグビー場にも足を運ぶ人柄。

 誤解されてしまう損な性格というのが、実際のところだったように思う。誤解されても、わざわざそのことを否定せず、受け止めて、我が道を突き進んだ滝川常務もこの作品になくてはならない存在だったと思う。

<府中へ行こう!>

・トキワ自動車府中工場

 東芝の府中事業所をトキワ自動車の府中工場として使ったらしいこの作品。一度は見に行ってみたいと思ってしまう。部外者だから、中に入ることはできないのだろうけれど、このグランドで練習をしていたのだろうかと思いながら、立ち寄ってみるのも楽しそう。

 そしてラグビー場での試合の様子を見ていると、この辺りであればラグビーの聖地・花園ラグビー場が移動距離圏内にあるだけに行ってみたいと思うようになった。

 全話見応え十分の作品だった。


[各話感想]

 第2話 監督就任!


 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!



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