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国内ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』第9話(最終話) 闇バイトを許すな

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2023年6月13日
  • 読了時間: 5分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 早くも最終回!


 今回は国内ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』第9話(最終話)を紹介します!


[内容]

#9(最終話)

 海老沢夫妻の家に強盗が入り、現金500万円が盗まれる。

 犯人はすぐに捕まったものの、犯行は闇バイトで募られたメンバーで行われたものだと発覚。指示役のKING逮捕まで検察は勾留期限ギリギリまで取り調べを行ったが、たどり着けずに終わる。

 警察、検察が悔やんでいる中、海老沢家に500万円の入った封筒が届く。送り主はモデルの森野さやか。なぜそのようなことをしたのかと問われ、婚約者の阿久津守がKINGだと知ってしまったからだという。

 森野が仲井戸らに話をしているときに阿久津から電話がある。不自然な反応に阿久津が不審に思ったのか、その日、KINGが闇バイトに投稿していた。殺しの依頼と思われる投稿に強行犯はおとり捜査に出るのだった。

[感想]

 検事と刑事が全面的に協力して闇バイトの指示役を捜査する一話。

・闇バイトの存在

 今回のテーマは闇バイト。

 強盗に入った実行犯があっさり捕まり、どうきをかくにんすると闇バイトでお金が欲しかったからと言う。

 このテーマ、いま世の中で本当に存在しているのだろうか。実在するから事件として描かれるのだと思うと、非常に恐ろしい。わずかな意見の食い違いや、ちょっとした揉め事で意図も簡単にターゲットになりそうな上に、誰かまったく関係のない人に狙われるかもと思うと、外を出歩くのも恐ろしく思ってしまう。

 さらに今回の事件のターゲットは高齢者。お金を持っているのに使わないから、経済を回すために狙っているみたいな発想が出てくる。

 うちの親もいい歳なだけに、こう言った発想が世の中に広がり始めると実社会でも、同じ変な気を起こす人が出るのでは?と感じてしまう。安心して過ごせる世の中が失われつつあるのかなと、感じずにはいられなかった。

・罪の意識に苛まれて

 そんな絶望的な価値観の中でも、善良な心を持った人もいると言うのを描きたかったのだと思う。犯人の恋人が、被害に遭った夫婦にお金を送る。

 さて、罪の意識があったなら、なぜ警察に行かなかったのか?犯人の罪を助長することになるだけだったのではなかろうか?

 その行動をとった勇気は理解しつつも、もっと違った方法があったのでは?と思った。

 ところで、現金500万円をどんと送ったその恋人、モデルって儲かるものなんだと勝手な勘違いもしてしまった。


・犯人逮捕のためならば

 容疑者がはっきりしたけれど、ネットやコンピュータに長けているだろうと言う考えから、職質をかけるわけにはいかないと慎重になる仲井戸たち。

 それでも闇バイトサイトへの書き込みを見つけて、迷わず返事を出していくあたりはなかなか。チャンスを逃してなるものかと。特に興味深かったのは、199という隠語の意味をすぐにわかるあたりと、自分たちがこの話に乗らなかったら別の誰かが飛びついて殺人が実行されてしまうと考える冷静さに感動。焦っていても、判断がしっかりしていたのが心強かった。


・怪しさ満点の訪問

 そして突っ込みたくなる箇所がいろいろあったのだけれど、特に印象的だった場面。

 それは、容疑者の恋人が容疑者の部屋を訪れて行った時。インターホンに写った彼女の表情の固いこと。しかも眉毛をピクピクさせている。

 どうみても不自然!と言わずにはいられなかった。

<なぜそうなる?>

・みなみと二階堂検事

 最終話となる今回。

 人間関係にもそれなりに区切りをつけようと思ったのか、かなり強引に結論づけた感がある。

 まずはなんと言っても、みなみと二階堂検事。今回の事件の捜査で、責任は自分がとると言っていほうそうさすれすれの囮捜査を容認する。その決断力が決め手だったのか?

 事件が解決して、公判が始まったお祝いに仲井戸と二階堂検事、みなみがいつもの料理屋で食事をしている。そして、なんの前置きもなく、突如、仲井戸が二階堂検事を持ち上げて、

「オレは二人の関係に口出しせぇへん」と言い出す。正直、このタイミングでこの発言は急すぎないかな?と感じてしまう。

 このシリーズはここで終止符と言うことなのかと思ってしまう。東出昌大が再度出演する可能性が完全に消えたと感じる結末。

・矢部検事の異動

 このシリーズ、最初の頃からずっと特捜部に行きたいとアピールしていた矢部検事。

 今回の事件で、何かとびっきりの活躍をした感じはなかったのだけれど、最後に東京地検特捜部への異動が伝えられている。

 えっ?あれ?何?無理矢理ハッピーエンドにしようとしていないか?と感じずにはいられない。

 その異動自体に不服なわけではないのだけど、この展開にはやや強引さが残ったように思う。

 中村アンがいま伸び盛りだから、最後、花を持たせたみたいに見えてしまった。それが悪いと言う訳ではない。どこかチグハグと言った印象だった。

・目黒と諸星

 そしてシーズン途中からいい雰囲気を出していた目黒と諸星。

 裁判所の外で帰り際の諸星判事に会った目黒。この後のご予定は?と言った質問に諸星判事は映画を見に行こうと思っているの、と答える。

 すると目黒がもしかして、マドマックス怒りのデスロード?となぜか見ようと思っていた映画かぶって、ぜひ一緒に観に行きましょうと、映画デートが成立する流れ。

 これまた、えっ?何が起きたの?ちょっと強引に二人の関係を加速させようとしてない?とその不自然な一致に突っ込みたくなってしまった。

 どこかツッコミどころ満載の最終話だった。

 前回感想→こちら

 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



 
 
 

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