top of page
検索
執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『オールドルーキー』第6話 新町がビクトリーを一つにしていく

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 社員になった新町、どう動く?

 今回は国内ドラマ『オールドルーキー』第6話を紹介します!

[内容]

#6 決めろ!ベテランのバスケ選手

 新町の正社員最初の仕事はプロバスケ選手新垣和人のマネジメント。千葉ジェッツとの3年契約最終年の今シーズン、その後の移籍先を決めると言う仕事が待っていた。実質的には、元担当の葛飾が琉球ゴールデンキングスへの移籍がほぼ決まっていて、最後の契約の取り交わしのみという楽な仕事の予定だった。

 しかし新垣が練習中に前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまう。それで移籍交渉は白紙になってしまう。このまま引退もやむなしと考えるビクトリー社長 高柳の冷たい対応にめげることなく新町はなんとかしようと奮闘。なかなか結果が出ず焦っていた中、深沢の一言で何をすべきか考えがまとまる。その資料を作るための実力がないことを痛感してビクトリーのみんなに手伝ってもらう。

 そしてその資料を持って再び琉球ゴールデンキングスと交渉するのだった。


[感想]

 新町の正社員最初の仕事は移籍交渉の一話。

・簡単に行く仕事はない

 プロバスケ選手 新垣の移籍交渉。半分以上決まっているというその交渉。全く難しさがない、放っておいても契約が結ばれて終わりそうな、見るからに簡単な仕事。だからこそ、正社員になったばかりの新町に一人で対応するように任せられる。

 自分はこういう簡単そうな仕事を見ると、どうしても裏があるように思えてしまう。新垣が実はスランプでジェッツから追い出される形になっていて、そんな選手はいらないと断られるのかとか。琉球ゴールデンキングスが経営破綻をしてしまうとか、何か予期せぬ出来事が起きるのだろう、などと思ってしまう。

 そして案の定、ハプニング。そのハプニングとは新垣の練習中の怪我。スポーツ選手にとって怪我は致命的。ましてや放出が決まっていたジェッツ側にしてみたら、怪我をした選手を残しておく理由が見つからない、と言うのは安易に想像できる。逆に移籍予定だった琉球にしても、怪我人だったらいらないと思うのが仕事自然な流れ。

 いきなり楽勝から、苦境に陥る新町。こんなハプニングに見舞われるのは新町みたいな経験から成長するたいぶには効果的。いい機会をもらったと感じる。


・精神論で走り回る

 しかし新町のできることと言ったら、交渉できそうなチームにひたすら押しかけていって、必ず怪我から復帰しますので、何卒よろしくお願いいたします、と言う精神論。

 そしてみんな話を聞いては、うちでは無理と断っていく。話を聞いてくれるだけいい方のチームもあれば、端っから聞く耳持たないチームもあって。

 ただ新垣の説得に関しては精神論が通じる。早く治したいと、早々に練習を始める新垣を止めるために、自分の経験を語る。そして自分の現役人生を預けます、とまで言わせる。

 特に印象的だったのは、自分にマネジメントしてくれる人がいたら、「J1に残れていたかもしれない、あんな無茶をしなかったかもしれない」と後悔している部分は、同じ怪我をしているアスリートには恐怖の発言だと思う。それだけに重みがあったのだろうと思う。

 経験者というのは、やはり強いものだと思う。

・データがものを言う

 だからと言って、経験していなくても力になる方法はある。

 それがデータ。

 深沢にどんな交渉しているのか、と聞かれて精神論で交渉していると答える新町に、データを見せないとダメだよ、とコメント。そのヒントから、前十字靭帯断裂から復帰したプロ選手を各界から調べることを思いつく。この発想力は大きい。そして説得するのに十分効果がある。

 どんなデータを用意したらいいか、という発想を持つことが出来るあたり、新町はただものではないと思う。

 そのデータを持って琉球ゴールデンキングスに交渉に行って、見事に移籍交渉を成立させる。非常に下手だけれど、いい展開だった。


・妻からのメッセージ

 新町が努力している裏で、糸山果奈子としてお弁当の本を出版する準備を進めている果奈子。最後のエッセーで苦戦している。彼女に妹 留美がいつもお弁当を作っている時に考える家族への思いを書いたらいいんだよと提案。その提案を受けて書き上げたエッセー。

 これまたすごい。お弁当は愛するひとへのラブレターのつもりで作っている、という。最後まで食べてくれて幸せになってほしいという思いを込めて。そんな文章が出てくるというのがすごい。お弁当がラブレターとは、オシャレな表現を思い浮かぶものだとただただ感心してしまった。

 新町とビクトリー社員の信頼関係が強くなって行くのを感じる1話だった。

 

 前回感想→こちら

 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!



閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page