国内ドラマ『オールドルーキー』第4話 新町、ついに吹っ切れる
- Dancing Shigeko
- 2023年7月12日
- 読了時間: 4分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
新町、現役復帰を目指すのか。
今回は国内ドラマ『オールドルーキー』第4話を紹介します!
[内容]
#4 燃え尽きろ!戦力外の野球選手
野球選手の北芝が今季限りで引退することになった。最後に向けて燃え尽きることができる北芝を見ていた新町は現役復帰への思いが再燃。湘南ベルマーレの加入テストを受けさせてもらうことになった。しかし、結果は不合格。
不完全燃焼で終わった感じを漂わせる新町を見て、果奈子は高柳と相談して引退試合をセッティングする。ビクトリーのメンバーも参加して引退試合を行った新町は燃え尽きることができるのだった。
[感想]
スポーツ選手の最後のあり方を描く一話。
・若くても戦力外で引退
24歳という若さでも6年間で二軍の試合2試合のみという状況の北芝。実質の引退勧告をされる。それでも練習を続けている。最後の試合だけは出してもらえる。それが儀式みたいなものだと、淡々と語る北芝。
梅屋敷は何の商品価値もないから契約を切ると言う。もう放っておくという。それで新町が代わりに最後の期間の対応をしている。彼の練習している姿を見て、自分と重ねている。最後までやれると言うのは羨ましいと思っている。
同じスポーツに身を置く人たちとして思うことは多いのかもしれない。プロになって6年間でクビ。この現実、どう捉えるか。実際にどのくらいの人数がこんな感じで切られて行くのか。これがプロの現実なのだろうと思うと、改めて試合に出る選手の努力は並大抵のものではないのだと感じる。
・浮き足立つビクトリー社員
果奈子が雑誌の記事に載る。その雑誌がビクトリーの中でも話題になる。全員が新町の妻が糸山果奈子だと知って浮き足立っている。高柳社長は10年前に糸山果奈子がアナウンサーを辞めた時に、Jリーグ選手を恨んだと言っている。それがお前だったとは、と新町を恨めしそうに見ている。そして一度でいいから話をさせてくれと頼み込んでいる。
おかしな相談をするものだと思いつつ、みんなが話題にしている。人気アナウンサーって、そんなにもすごいものなのか。それに誰と結婚したと言うのは、案外忘れているものなのだとも思った。
果奈子に会わせてくれという社長の相談に、新町は偶然、湘南ベルマーレの加入テストを受けられると電話を受けた直後で、加入テストを受けさせてもらえることを条件に会わせると約束する。
なんとも、複雑な状況。加入テスト受けたいと言うことは、会社を辞めるかもしれないと言うことで、本来なら会社を辞めてから受けるべきところを、許可するのだから、高柳社長の中では何か変化が起きているのかもしれないという感じもあった。
・現役に再挑戦
新町が湘南ベルマーレの加入テストを受けさせてもらえることになった。そしてまだできると信じてテストを受けに行く。しかし結果はだめ。果奈子はそうなるだろうと思っていた節がある。さらに高柳もそう思っていた感じ。
子供たちは新町が再び現役に戻れると思っていたみたいでショックを隠せない。
さらに新町本人も不完全燃焼だという。加入テストに合格できなかった。それだけでは十分ではないのか。自ら引退しますと宣言できないとだめなものなのか。そうかもしれない。
それにしても、もしかしたら現役復帰するのかもしれない?と思っていただけに、厳しい現実。さすがに37歳ともなると、若さで体力面で差が出るものなのかもしれない。加入テスト、それなりに頑張っているように見えたのだけれどね。厳しい世界だ。
・大切なのは区切り
果奈子は加入テストがだめだったと言って帰ってきた新町を見て、まだ心配している。サッカーを断念しないといけないことは頭では分かっていても心にモヤモヤが残っていると感じ取る。それで、引退試合をセッティングしたいと高柳に相談している。
実現した引退試合。そこに来ていたのは一部の新町ファンと、試合に参加してくれたのはビクトリーのメンバーと元ジェンマのチームメンバーや応援団。そして試合が行われる。
この光景を見て、正直、新町としては「少ないなぁ」とか「もっと現役バリバリのメンバーとやりたい」とかって思わなかったのだろうか、と感じてしまった。
実際にはそんなことはなく、試合を存分に楽しんでいた。ゴールを決めた時にはみんなが盛り上がっている。どんな形であれ、引退のための試合、区切りをつけることが大切なのかなと感じる。この試合をきっかけに泉実も新町の引退を受け入れてくれて、彼女の気持ちの変化を見ていると涙が込み上げてきた。
実に心温まる試合だったと思う。
いよいよ第二の人生が始まる新町、どんな活躍をしていくのか楽しみになる一話だった。
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それでは、また次回!
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