国内ドラマ『オールドルーキー』第1話 社会人を頑張る!
- Dancing Shigeko
- 2023年7月2日
- 読了時間: 4分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
国内ドラマ『ラストマンー全盲の捜査官ー』を見終わって、少し古い作品に挑戦。
今回は国内ドラマ『オールドルーキー』第1話を紹介します!
[内容]
#1 いけ! 孤高の天才サッカー選手/夢が終わった、人生がはじまった
元サッカー日本代表の新町亮太郎はJ3ジェンマ八王子に所属していた。しかし、チームは経営不振で解散。代理人としてスポーツマネジメント会社のビクトリーに移籍交渉をお願いするが見つからず、引退の道を迫られる。
社会人一年目としてハローワークで仕事を探して、職場に出ていくがうまくいかず長続きしない。工事現場の交通整備をしていたところ、ビクトリーの社長 高柳に声をかけられてビクトリーで働くことになる。
最初の仕事はドイツから一時帰国している矢崎十志也の日本滞在中での世話役契約を手に入れること。交渉は一度は失敗に終わるが、焼肉屋で一人で食事している矢崎の本音を聞いて、新町は交渉の再チャレンジを申し込み、見事に契約を勝ち取るのだった。
[感想]
元サッカー日本代表にまでなった新町の社会人としての新たな生活を描く1話。
・サッカー選手の成れの果て
チームが解散になって、次のチームに当然移籍できると考えている37歳の新町。その発想がかなり痛い。代理人を頼まれたビクトリーでは、まだ移籍できると思っているのですよと深町が愚痴をこぼし、聞いていた周りの人たちが「痛い存在ですね」と言っている。
そして数日後、深町は新町にあっさり契約したいと言ってくれるチームは見つからなかったと伝える。その伝え方の容赦なさもかなり印象的。
ズバリ引退を勧められて、新町のショックの受け方。なんとかサッカーに関わりたいと足掻くものの、できる仕事はないと、さらに冷たく突き放される。サッカーを辞めることになって路頭に彷徨う新町。現役中の時のポジティブな発想は圧巻だったのに、サッカー以外で仕事を探すことになって、テンションの下がり方のギャップ。
さらに実際に仕事についてみても、ほとんど戦力になっていない。複合機の使い方で苦労している場面は、極端な描写なのか、実際にそうなのか。
家でも本当のことを伝えられず、駅のトイレで着替えて工事現場での交通整備に行くほど。子供に引退したことを伝えられないとか、実際のプロ選手はどうしているのだろうか。そういった元アスリートをサポートする会社があるというのもちょっとした発見。
・現役ブンデスリーガの一時帰国
傲慢でわがままなブンデスリーガ現役選手の矢崎。自分の価値を売り込みたいという気持ちが全面に出ている。新町と再会して、そっちの世界の人になってしまったのね、とコメント。
日本での生活中に練習できる環境を確保する。そのためにエージェントを雇う。さらにCMに出演したい、と言い出すあたりが印象的。今までプロ選手が一時帰国しました、というニュースをなんとなく見ていたけれど、そこにもこういった駆け引きが行われているのかもしれないと思うと今後のニュースの見え方が変わりそうと感じた。
また矢崎が焼肉屋の個室で一人で黙々と食べていた時のキャラの違い。交渉の時と、今は違うと言って、オンオフをはっきりとさせているあたりも興味深い。外向けの顔と、リラックスした時の顔とで違う。これまた実際はどうなのだろうと、気になってしまった。
・サッカーのことを分かるのはサッカー選手のみ?
新町がサッカー楽しいよな、と質問をすると、サッカーを楽しんでいたのか、と驚く矢崎。その表情を見て、新町は矢崎の気持ちを汲み取る。サッカーを楽しめないくらい苦しい状況にいるのだと感じ取る。今抱えている不安に応えられるように、直近で出場した試合を全部チエックして傾向を分析していく。
その分析がどう活きてくるのか。フォーメーションを細かくみて、どのような選手と相性がいいのかを見抜いていく。そして練習相手として、息の合う選手、合わない選手を提案して、最適な環境を模索。その提案を聞いた時の矢崎の表情の変化は印象的。いい提案持ってくるなぁと感じているのが伝わってくる。
この辺りのやりとりが、サッカー選手だった人ならではの視点と感じて、実力の違いを感じる。どんな人と練習したらいいかという視点がすごく興味深い。
そしてCMに関してもギャラガ大事なのではなく、もっと矢崎をアピールするのに相応しい提案を持ってくる。
サッカーの内容だったから新町がここまでできたのか、それとも新町の分析力、提案力が長けているのか。なかなか面白い話の流れだった。
社会人としてどんな活躍をしていくのか、次なる興味が湧く一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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