こんにちは、Dancing Shigekoです!
株主総会の行方は?
今回は国内ドラマ『アトムの童(こ)』第9話(最終話)を紹介します!
[内容]
#9(最終話) アトムロイド奪還計画
騒然とする株主総会。那由他がゲーム開発責任者として、壇上へと上がっていく。未来を決める場でプレゼンをさせてほしいと頼み込み、宮沢の提案により休憩を1時間挟んで再開することになる。その間に、sagasの裏切り者探しが始まり、小山田が情報を流していた犯人だとわかり、海が追いかけていく。
那由他は1時間後の再開時にゲームの発表をしている。そこに隼人が伊原を連れてくる。質疑時間に伊原の厳しい質問が出るが、那由他が情熱を見せて、理解を得ることに成功する。そして株主総会で決議がとられ、sagasの提案が賛成されるのだった。
[感想]
sagasの株主総会が描かれる一話。
・いつから裏切り
株主総会が休憩に入った間に、誰か裏切り者がいると吉崎が言う。海はそれが小山田だと考えてカマをかける。すると見事に小山田が罠にハマって、宮沢の社員と接触。その様子が録画されてしまい、小山田は窮地。
この小山田、とことん腐っている。何がきっかけで宮沢ファミリーオフィスに乗り換えたのか。興津の人を大事にしない経営に付いていけなかったか。本人曰く、勝ち馬に乗って何が悪い、ということだったけれど、宮沢ファミリーオフィスは勝ち馬だったのだろうか。疑問が残る。
こういう裏切り社員を見抜くことというのは、難しいのだろうね。
・熱く語る
隼人が伊原を連れてくる。その伊原が徐に質問をぶつける。「それだけ素晴らしい技術をゲームなんかだけに使うのではなく、もっといろんなものに使えるようにしないのはなぜか」と聞いている。それに対して、想定質問の回答を用意していた役員が答え始める。原稿をそのまま読み上げようとしていると伊原が一喝。自分の言葉で話してほしいという。
このやりとり、非常に興味深い。いかに自分ごとと思って、この問題に取り組んでいるか、ということで、本来、原稿がなくても答えられないといけない。それを原稿ありきで答えるようでは、会社の将来が心配だ、という言葉を端的に表していたように思う。なかなかに切れ者の株主だと思う。
それに対して、那由他がとにかく熱く語る。ゲームなら世界を繋げることができるとまとめている。きっと内容よりもその熱意が大事だったのだろうって感じる。こういう情熱を語れる人が会社を引っ張っていくうちは大丈夫、と伊原は思ったのだと思われる。
・そしてみんなハッピー
結果的に伊原の同意を得られたsagasは、その後、無事株主総会を突破。興津は会社に戻ってきて、那由他、隼人に感謝している。さらにアトムにはきちんとアトムロイドの契約書を返して、那由他にはぷよぷよ楽しかったなと言って別れをつげている。
それからどれだけの年月が経ったのか、sagasのe-スポーツがオリンピックで採用される。アトムは売上好調の気配。那由他はどこかでゲームを作っている。隼人はシアトルで仕事をしている。
みんなそれぞれの道で思うように進んでいっている感じになっている。ハッピーエンドっぽい感じになっていて、どん底に落とされたのは、小山田くらいだろうか。経産省の官僚もあまり美味しい結果ではなかったように思われるが、宮沢は那由他の発表に心動かされていたみたいだし、とことんの悪人は二人だけだったのかな、と感じた。
ゲームで世界を繋げる、それは一つ目指したい部分のように思う一話だった。
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それでは、また次回!
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