こんにちは、Dancing Shigekoです!
開会式が1日順延されていた高校野球が始まりました。次は高校球児の熱い夏の戦いで盛り上がります!
さて、今回は国内ドラマ『レンアイ漫画家』を紹介します!
[基本情報]
原作:山崎紗也夏『レンアイ漫画家』(講談社モーニングKC刊)
脚本:松田裕子
主題歌:佐藤千亜妃『カタワレ』(EMI Records)
オープニングテーマ:BiSH『ZENSHiN ZENREi』(avex trax)
プロデュース:小林宙
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
[登場人物]
刈部清一郎:鈴木亮平
恋愛漫画「銀河天使」の作者。”刈部まりあ”として執筆しており、顔出しの取材は一切禁止。
弟の純の葬儀の場で見かけた久遠あいこに疑似恋愛の仕事を申し込む。
『テセウスの船』を見た直後に見たドラマのため、キャラがかぶらないか気になったけれど、見事に世捨て人感を出していて、刈部清一郎を作り上げていたように感じる。
久遠あいこ:吉岡里帆
仕事が長続きせず、葬儀屋の仕事もクビになる。自称ダメ男ホイホイと嘆くが、刈部の仕事の依頼を受けて、少しずつ男運が変わっていく。
FM802土曜日18:00からの吉岡里帆のトーク番組の印象が強かったので、今回、女優としての吉岡里帆の初ドラマ鑑賞。久遠あいことして見届ける事ができた。
[内容]
レンアイ漫画家 刈部清一郎は弟 純の葬儀で、久遠あいこに疑似恋愛の仕事を申し込む。これをきっかけにあいこは刈部の家に住み込んで、ノルマをこなすようになる。好青年 早瀬(のちのストーカー)との疑似恋愛に始まり、刈部の甥レンの小学校の担任、金持ちとの恋愛などを通じて、徐々に刈部とあいこの関係に変化が生じていく。
[感想]
運命の再会を果たした刈部とあいこのドタバタ恋愛劇を描いたドラマ
・世渡り下手な刈部が声がけするところから始まる
フード付きの上着で顔を隠して、ノラリと歩いて葬儀に姿を現す刈部清一郎。そして弟 純の遺体を前に、絵を描き進めていく。用事が済むと葬儀の参列者と言葉を交わす事なく、その場を立ち去っていく。見るからに怪しい人物として登場する刈部清一郎。
一方、偶然、昔好きだった純先輩の葬儀の担当をすることになって涙を流してしまう葬儀スタッフの久遠あいこ。その仕事の不出来っぷりに、仕事を失ってしまう。それでもめげることなく、葬儀に参列していた純の息子レンに優しく話しかける。
そのレンとの会話の様子を遠くから見ていた刈部が、彼女の発言の中に思い出すものを感じて、突如、恋愛をしろとあいこに迫っていく。
思い返すと、なんだ?この変人という出会い方だった二人。この二人が気づけば、最後はハッピーエンドを迎える。自然とそうなっていったのは、上手な見せ方という印象が残るドラマ。
二人の転機は、あいこの姉が訪問してきた時の疑似恋愛だったのだろうと想像してみる。
・漫画家という職種の生活を垣間見る
このドラマ、恋愛以外に漫画家の生活というのが垣間見られて面白い。編集者の向後がやってきて、ストーリーの打ち合わせをして、その内容を具現化していく。その一連の様子だったり、部屋に篭って、何度も何度も書き直ししている様子あたりは実際の漫画家の一部は表現されているのだろうと感じられた。本当のところは分からないものの、こうして部屋に篭って作業している事が多い仕事なのだろうと想像してみた。
また部屋に置いてあるものが印象的。像があったり、手があったり、そして言葉の意味をきちんと国語辞典で調べるあたりも興味深かった。
・刈部デビュー作のモデルはあいこだった
そんな刈部にとって、あいこは最初に描きあげた作品のモデルだったという事が後半で明らかになる。潜在的に覚えていて、だから君に疑似恋愛の仕事をお願いしたのだと思うと自己分析する刈部。そういう巡り合わせが、刈部とあいこの恋愛を作り上げていたというのが面白い。ドラマ的であり、きっと世の中の出会いってそういうものなのだろうと感じる設定だった。
刈部とあいこ以外の登場人物も個性的で、飽きのこない展開の恋愛ドラマだった。
[各話感想]
第1話 恋愛のための恋愛の行方
第3話 あいこ、刈部宅に転がり込む
第5話 フリが本気にさせる
第8話 刈部、恋愛を解禁する
第9話 災難が二人の関係を築き上げる
第10話 乱高下の二人
最終話 一年の道の末…
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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