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国内ドラマ"イチケイのカラス" 第9話 裁判員制度で臨む

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2021年6月2日
  • 読了時間: 3分

こんにちは、Dancing Shigekoです!


文化庁が来年度から文化財保護に欠かせない人材育成や環境整備を京香する「文化財の匠プロジェクト」と名付けた取り組みを始める。こうして日本らしさが継承されていくのは嬉しいですね。


今回は国内ドラマ"イチケイのカラス" 第9話を紹介します!


前作の感想はこちら→第8話


続き見たい度:良 (ランクの定義はこちら


[内容]

 家政婦 高見梓が桐島優香を殺害した容疑で裁判が開かれる。その裁判は、裁判員制度による裁判となった。事件に関して黙秘をする高見に対して、職権を発動して捜査を進める。そして、高見の亡き娘の心臓を移植した相手が、桐島の娘 希美であることが分かる。さらに1ヶ月前に長野の土砂崩れで見つかった死体のニュースを見て桐島が動揺していたという証言から事件の真相が見えてくる。

 入間は、希美を証言台に呼び、高見の娘の心臓が希美に移植されたことについて言及。その様子を見ていた高見は真実を話す。

 土砂崩れで見つかった死体は、疾走していた希美の父親だと。そして彼を殺したのが桐島優香。その事実にたどり着かれるのも時間の問題と感じていた桐島は、自殺をしたのだった。


[感想]

裁判員制度による裁判を描く1話。

・素人が裁判に加わる難しさ

 6人の裁判員+2人の予備裁判員の計8人の法の素人が加わっての裁判。裁判官の後ろに座っているという事実はちょっとした発見。そこに見るからに素人な服装の人がいて、被告はどう感じるのだろうか。

 さらに今回はこの裁判員の間で交わされる議論が中心の展開。そこには感情的に意見を言ってみたり、特に根拠もなく先入観で意見を言ってみたりして、果たして意見がまとまるのかという流れ。裁判員制度での裁判の難しさが垣間見えたように思う。

 高見が最後に、私はすぐに病院に電話するべきだったのでしょうか、という問いに裁判員が意見を言う場面は、勇気のいることだったのではないかと想像する。できることなら被告に顔を覚えられたくないって思うのではないかって想像するだけに。今回は、結果的には殺人罪にはならなかったから、公判の場で発言する勇気が出たのかもしれないと感じながら見た場面だった。


・事件の背景に悲しい過去

 事件には何かしらの背景があるもの。今回ならば、自分の殺人事件が明るみになって娘の将来に傷がつくと言うのを恐れての自殺。さらに、家政婦としてきていたのが、桐島希美と繋がりのある人物という設定。

 こう言う背景があって、そこに納得性が出てくるのはドラマだからって思う部分もある。一方で、世の中はこうして複雑に絡み合っているのだろうと思わされる。

 自分の母親が父親の殺人犯で、さらに家政婦が心臓を提供してくれた女性の母親だと知ることはどんな思いなのか。心臓移植してくれたドナーに対しては言葉では言い表せないものが伝わってきた。


・裁判官を恨む被告人、狙われた坂間を守った入間

 裁判の後、1人で荷物を取りに行った坂間を狙う人物がいた。そして待ち伏せして階段から突き落とす。踊り場まで落ちていく直前、入間がやってきて彼女の体を受け止める。その反動で、入間は頭を壁に強打する展開が待っていた。

 突き落とされる直前、坂間が入間からもらった鴉天狗を犯人に向け、鳴き声を鳴らす場面が面白い。真顔でカラスがカーと鳴いている姿を見届けているのだから、なかなかの精神力と感じた。


裁判員が議論して行われた裁判は、殺人と思われた事件は自殺という結末の1話。


皆様の感想もぜひお聞かせください!


それでは、また次回!

 
 
 

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