こんにちは、Dancing Shigekoです!
雪男の身に何が起きたのか。
今回はアニメ『青の祓魔師(エクソシスト)』第23話 を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#23 真実
雪男がエルンストを止めようとするが、エルンストは自分が死んでも、メサイヤを止めることができないと。ゲヘナ・ゲートが開かなければ、爆撃は正十字学園にされると言うのだった。雪男は燐の代わりに自分の血を使って欲しいと言って、燐を助けだし、自らの血を注ぐ。そしてゲヘナ・ゲートが開く。
予定通りメサイヤでゲヘナを爆撃したが、ジェイコブス・ラダーは出てこず、悪魔の溜まりが飛び出してくるだけだった。エルンストはそこに飲み込まれ、雪男はサタンの声を聞く。母ユリの死の背景をサタンの目を通じて知り、エルンストに事情を確認しようとするが、エルンストは悪魔の渦に飲み込まれていく。それを見届けた雪男の中でサタンが覚醒するのだった。
[感想]
ゲヘナ・ゲートが開き、悪魔が湧き出てくる一話。
<悪魔を恐れるあまりの結果か>
・語られる真実
ユリがサタンに殺された、雪男はずっとそう信じていた。しかし、事実は全く異なる。サタンを自らの中に取り込み、さらにサタンの子を孕ったユリを悪魔と言って殺すように指示を出したのはエルンスト本人。そしてユリは雪山に隠れて、燐と雪男を産んで、力尽きる。そんな過去が語られる。その場に居合わせた藤本神父とメフィスト。メフィストが燐の炎を降魔剣に封じたという事実。
・悪はどちらか
そういった事実を知ってしまうと、悪はどっちなのかと思ってしまう。ユリはサタンも一人の人物と捉えて、サタンの思いを尊重していただけ。悪魔というだけで、倒すべき相手とは捉えない。しかし世間はそう考えない。ユリを異端児と捉え、処罰する。
この考え方はどうなのだろうか。弱者、少数派が打たれる。多勢の意見が正しい。そんな世界観。人間の融通の効かなさが出ている。
悪とは人の心にある闇なのではないか、と感じずにはいられない。
<動き出す人々>
・伝説を語るパペットくん
エルンストの作戦を見守っているパペットくん。ゲヘナ・ゲートを開き、悪魔を一網打尽にしようとしたけれど、失敗するという伝説を語る。その様子をヘブライ語でアバロン、ギリシャ語でアポリートと語っている。
一体、このパペットくんは何者なのか。ついに重要ポジションを担うのか。ここまでとことん存在感を消していただけに、気になる。
・青い炎に耐性を持つユリ
サタンがアッシャーで生きていくために体を探している。サタンが乗り移った体は、サタンの青い炎に包まれていく。ユリもサタンに取り憑かれる。そして青い炎が上がる。ところが、ユリは焼き尽くされることなく、生き残る。青い炎に耐性がある。彼女はサタンに、アッシャーを楽しみたいのね、と言って自分の体を貸してあげる。
そんな過去がある。悪魔との共生。
眉毛の感じがどことなく神木。声の質も神木に近いものを感じるその存在。実は燐、雪男の母であり、神木の母でもあるのでは、などと感じてしまった。
・サタンが降臨する雪男
雪男が自らを犠牲にする。その反動で青い炎に包まれる。さらにサタンの声が聞こえてくる。その状態がずっと続き、とうとうサタンが完全に雪男の体を乗っ取る。燐ではなく、雪男に乗り移ってくるとは予想外。これまで真面目でおとなしい感じだった雪男。ここに来て、一気に周りから狙われる存在へと。
雪男の今後はどうなってしまうのか。
<エクソシストは各地に>
・森の中
ユリがエクソシストとして活動をしている。しかしその活動とは悪魔と仲良くなること。悪魔を殺すように指示を受けている。ユリはそんなことお構いなしに、悪魔も人間も一緒と言う。その森はどこの森?
のどかな感じの森だった。
サタンが地上に降り立ち、混乱の幕開けの予感が残る一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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