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執筆者の写真Dancing Shigeko

アニメ『弱虫ペダル』総北自転車部、走る!

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今回は アニメ『弱虫ペダル』を紹介します!


[基本情報]

 原作:渡辺航『弱虫ペダル』

 監修:鍋島修

 シリーズ構成:吉田玲子

 キャラクターデザイン:吉田隆彦

 音楽:沢田完

 アニメーション制作:TMS/8PAN

 製作:弱虫ペダル製作委員会

 主題歌:ROOKiEZ is PUNK’D『リクライム』

     DIRTY OLD MEN『弱虫な炎』

     チーム総北『Be As One』

     アンダーグラフ『風を呼べ』

     AUTRIBE feat. DIRTY OLD MEN『I’m Ready』

     チーム箱根学園『Glory Road』


[登場人物]

小野田坂道:山下大輝

 総北高校1年。アニメ好き。毎週、秋葉原まで自転車で通っている。今泉と出会い、ロードレースを始める。

 どこかのび太っぽい気配があるけれど、はるかにしっかりしている。楽しんでいる感じがよく出ている。

今泉俊輔:鳥海浩輔

 総北高校1年。小野田がママチャリで坂道を登っているのを見て、自転車部に誘う。

 鳴子からはいつもスカしと呼ばれている今泉。小野田に勧められたラブひめを地味に見ているあたりが面白い。 

鳴子章吉:福島潤

 関西から引っ越してきた総北高校1年。スプリンター。

 派手好き、それでいて負けず嫌い。今泉と切磋琢磨している様子が面白い。


[内容]

 総北高校に入学した小野田はアニメ研究部に入って、毎日アニメトークを楽しもうとしていた。しかしアニ研は人数が足りなくて休部。人数を集めようと声をかけた今泉が、逆に自転車に入れと誘ってくる。

 さらに秋葉原で知り合った鳴子は同じ総北高校。自転車部に入ると言って、鳴子からも誘われる。小野田は自転車部に入部。自転車の楽しさに目覚める。

 そして3人はインターハイを目指して練習をしていくのだった。


[感想]

 ロードレース初心者の小野田が、今泉、鳴子と共にインターハイを目指す作品。

<ライバルを倒すために>

・絶対王者 箱根学園の存在

 右も左も分からない初心者の小野田。彼を中心に話は進んでいくものの、都度、箱根学園の練習している様子も映し出される。さらに巻島には東堂から電話がかかってくる。そういった見せ方をすることで、総北が挑戦者で、箱根学園が絶対王者である感じが見え隠れする。

 最終的にはインターハイで衝突する存在なのだと思わせる。しかし、そこまでにいろんなドラマが待っているから面白い。

 まずは今泉と小野田の坂道対決。それがきっかけで小野田が自転車を始める。自転車部初日には一年生歓迎レースがあって、そこでも再び小野田と今泉の対決がある。

・ライバルは箱学だけではない

 さらに合宿では、それまでほとんど存在感がなかった2年生の手嶋と青八木。ノルマを達成したものがインターハイに出られるという設定で、周回コースをひたすら走る勝負で、手嶋と青八木が一年の前に立ちはだかる。

 同じチームの中でもライバルはいる。一年対二年。そして決して嫌な感じではない。純粋に勝ちたい。さらに二年の二人は、田所との約束を果たすためにも頑張っているという過去も見せられる。どちらも応援したくなるような見せ方だから憎い。

 負けた後の潔さもいい。手嶋、青八木はその後、インターハイでは黒子に徹するのだから、いい。総北のチーム力が伝わってくる。


・インターハイ始まる

 そして見せ場はなんと言ってもインターハイ。

 まだロードレースの仕組みが分からない中で、初日はスプリントコースでは田所、鳴子、さらに箱学の泉田が火花を散らす。ガチンコ勝負の見せた方は圧巻。

 その次の山道では東堂が待ち侘びていた巻島との勝負ができずにがっかりする。その時の悲しそうな表情が今でも印象的。それだけに小野田が追いつき、巻島が飛び出していって東堂と勝負になった時は、報われた感じがしてよかった。

 1日目の最後は、金城、福富、そこに御堂筋が加わっての勝負。その結末がまさかの3チーム同着。

 ところが2日目は御堂筋の独壇場。さすがにこの展開には、ちょっと辛いものがあった。誰かなんとかしてくれって感じ。それだけに最後のスプリント勝負の結末を見せずに終わったのは憎い。

 インターハイ前までの、のんびりした感じから、ピリピリとした緊張感が伝わってきて、加えて自転車の魅力も伝わってくる展開だった。

<前向きな人たち>

・浮き沈みの小野田

 そう言った展開の中で小野田の存在はというと、基本は沈んでは浮いてくるというパターン。ある意味、お決まりのパターンが出来上がっている。

 一年生対決では、ママチャリで勝負に出たものだから、どんどん離されていく。しまいには倒れてしまう。ところが、寒咲自転車からロードレーサーが届けられて、一気に巻き返していく。そういえば、その頃は一年生が何人かいたような気が。。彼らは辞めていったのだったか。

 合宿では、自転車に錘を仕込まれて、思うように走れず、どんどん周回遅れになっていく。ギリギリのところでノルマ達成。その前の手嶋と青八木との戦いの時も一度は完全に離されてしまったものの、そこから一気に追い上げていくという展開だった。

 そしてインターハイ。初日は転倒に巻き込まれて、ドベになってしまう。そのために巻島も飛び出せなかったのだけれど、山道までになんとか追いついてくる。その時の追いつき方と言ったら、歩道を走りそうな感じだったのが面白かった。

 インターハイ二日目は、小野田が遅れたわけではないのだけれど、田所がスタートを切れずに遅れをとってしまう。その田所を連れ戻すために、残って引っ張りにいくという。ここでも限りなく後方から上がっていく。

 考えてみると、常に一番後ろから追いついてくる小野田というのは、相当の実力者なのではなかろうか。これはもしや優勝するのは小野田だったりして?


・応援したくなる存在感の箱学

 弱虫ペダルの面白いところはライバルの箱学もまたいい選手が揃っているということ。どの人もただ強いのではなく、その強さが嫌味ではないというところ。福富は金城を転倒させるという罪まで犯す人間味があったり、泉田はブクブクだったのが筋肉隆々になって個性的。新開はウサギの親を轢き殺してしまうトラウマがあったり、荒北は荒れていた頃の様子。東堂は純粋に巻島との戦いを楽しんできたというのが伝わってくる。

 それぞれが個性的で、それでいて憎めない存在感なのがいい。

 こういうライバルだからこそ、倒しがいがあるのだと思う。

 それに対して御堂筋というのは、かなり嫌味な存在で、しかも強いのだから、箱学と総北でなんとか倒してほしいと思ってしまった。


<身近に感じる場所>

・自分にとって馴染みの土地 佐倉が舞台

 第一話の最初の場面が京成佐倉駅前が映し出される。この場面で一気に興味がアップ。最初は自転車アニメとだけの認識で見ていたのだけれど、いきなり自分の知っている土地、というよりも実家が出てくるのだから、一気に身近なアニメに仲間入り。

 結局、分かるのはその駅前だけだったけれど、佐倉市のどこかだと思うだけで、楽しい。次、実家に帰るときに総北高校のモデルになったであろう場所を探したくなる設定だった。


・箱根駅伝を連想させるインターハイ初日

 そしてインターハイ初日は箱根駅伝の往路とほぼ同じコースを走っているから面白い。あの湘南の海岸を眺めながらの疾走。さらには山の神が誕生する山道。そこを自転車で走っていっているというのが、面白い。

 実際のインターハイでもこの辺りがコースになることがあるのだろうか。気持ちいいのだろうなと思う。


[各話感想]

 第13話 合宿本番!

 第18話 1000km走破!

 第38話(最終話) 負けたと思うのは早計!

 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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