こんにちは、Dancing Shigekoです!
荒北と待宮との戦いの結末はどうなるのか。
今回は #アニメ『#弱虫ペダル #GRANDEROAD』#第10話 を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#10 その先の領域
荒北は中一の時、野球で華々しく勝利を飾っていた。誰もが将来有望と思っていた。しかし2年の大会の直前に肘を故障して離脱。それからは野球を捨て、野球部のない箱学に入学した。何をするにも未来を感じない状況の中で福富と出会う。自転車がバイクに勝つ姿を見せつけられて、変えられないものがないことを証明したいと考えるようになる。
福富に勝つために自転車を始め、文句を言いながら、みんなに煙たがれながらひたすら練習に励んでいた。
そして真鶴の大会で福富のアシストを受けて、優勝を飾る。
その頃の自分と同じ空気を待宮に感じる。もっと前向きに頑張っていたら、よかったのになと町宮に言い残して、一気に前に出ていく。待宮は素直に負けを認めるのだった。
[感想]
荒北が過去を思い出しながら、待宮との勝負に決着をつける一話。
<決着がつく>
・野球で挫折して
中一でピッチャーデビュー。新人賞を取るほどの実力。ところが二年の夏の大会を前に故障。それからは調子が戻らない。このもどかしさ。スポーツをするものなら誰もが故障するのは致命的。
それを中二で経験。さぞ悔しかったのだろうって思う。それは心を荒らしてしまうだろうと思う。
・常識を覆す
自転車がバイクに勝てるわけがない。そう思って勝負をして負ける。そんな出来事が目の前で起きたら、自分にも変えられないものはないと信じられるように思えてくるかもしれない。そんな荒れていた心に光が差す。
しかも福富は多くを語るのではなく、行動だけで気づかせる。その辺りが荒北が荒れながらも、頑張ろうと思えるきっかけを与えたように思う。そこを口うるさく、たくさんあれこれというような人物だったら、荒北の今は違っていたのかも。
福富と出会えたのは荒北にとって運の良いことだったのだと思う。
・勝負は一瞬
そんな過去を思い出し、今の勝負に目を向ける。荒北は待宮にも同じものを感じるが、まだまだ十分ではないと。気持ちの向ける方向が前向きだったら、きっと勝負は違っただろうにと言い残して一気に前に出る。あっという間の結末。
もっと待宮がしつこく食らいついてくる展開も予想していたけれど、ここは荒北の器の大きさが勝つ展開だった。一安心。
<少しずつ築かれていく関係>
・自分と同じものを感じる荒北
待宮が去年のインターハイで3位になったことを恨んでいる。その理由がボトルの亀裂で水分補給できなかった時に福富が支援してくれなかったからだと言う。それがきっかけで1年間ずっと恨みの中で練習をしてきている。そんな後ろ向きの生活を荒北は自分の野球の経験と重ねている。何をしていても満たされない感じ。
荒北との勝負で待宮が自分に足りていなかったものに気づいた時、呉南工業は本当に強いチームになるのだろうと思う。
・見守る新開
荒北が荒れていた頃、同期の新開はその様子を静かに見守っている。決して煙たがることもなく、ひたすら福富の言われた通りに練習を重ねている様子を見ている。みんなが煙たがっていることを本人にストレートに伝えて、反応を見ている。こういったチームメートがいたことも荒北に取っては大きいように思う。
・煙たがる東堂
一方で東堂は嫌がっている。特にカチューシャを貶されたことを快く思っていない。気になるポイントはそこなのか?と突っ込みたくもなる。しかし、昔から変わらずと言うのがいい。それに最初から東堂が荒北を仲間だと思っていたら、それも怖いかも。
みんな最初の頃はお互いに探り合いだったのだと思うと高校生らしい。それが人間関係というものか、と思う。
<京都ではない>
・真鶴でのロードレース
荒北が福富に引っ張られて優勝するレースがある。それが真鶴の大会。
最初、真鶴は舞鶴をベースに考えた致命だと思ったら、神奈川県の町だった。半島になっていて、今回の大会同様、海がよく見えるところっぽい場所での大会だったと思われる。
それにしても知らないというのは恥ずかしい。真鶴という地名を学ぶきっかけになったのも収穫。
潔く負けと認める待宮が印象的な一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
Commentaires