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執筆者の写真Dancing Shigeko

アニメ『宇宙兄弟』第84話 六太は常に月を見ている!

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 六太とケンジの関係が険悪なまま続くのか?


 今回はアニメ『宇宙兄弟』第84話を紹介します!


[内容]

#84 スーパンダマン

 海中ローバーの操縦訓練が始まる。六太はアンディの力を借りて、海中ローバーに荷台を取り付けていた。ハミルトンの力も借りて、資材置き場から資材を持ってくることを提案。ルール違反にはならないとラブの意見ももらって、翌日から実践。

 休憩しているときに六太は少しでも無理をして最高のものを作り出そう、とケンジに声をかける。その言葉は、ふうかがよく言う、スーパンダマンに対する言葉と同じでケンジは目が覚めるのだった。


[感想]

 六太が新たな提案をする一話。

・アンディに提案を持ちかける六太

 六太が小型パソコンで何かを入力している。その内容をアンディにこっそり見せている。それを見たアンディは楽勝だと答えている。その様子を見ているケンジ。六太は何を考えているのか、と少し不安になっている感じがある。それでも聞き出せない。

 その日の夜も六太はパソコンをずっと操作している。その様子は真剣そのもの。ものづくりに対する思いは圧倒的に六太の方が強いように思う。寝ても覚めても物作りのことを考えているという典型とも感じる。

 この辺りの六太の姿勢は興味深い。

・六太が考えていた事

 そして何を考えていたのかが明らかになる。翌日の船外作業が終わった後にも、六太はアンディと少し残って作業をしている。遅れて戻ってきて、何をしていたのかを伝える。ローバーに荷台を取り付けてきたという。船外作業で時間がかかっているのは資材置き場からの搬送。往復で2時間のロスをなんとかしたいと思って、ローバーを使うことを考えたと。そのアイデアを適用するために、訓練のルールをきちんと確認しているあたりもしっかりしている。

 その六太の考えに対して、ケンジがそれはルール違反なのでは?と反対意見を述べるものの、ラブがいい考えだと同意して六太の考えが採用される。

 何よりもこの一連の中で、みんなが月面に行った時に荷台を手押しするとは思えないんだよね、という言葉にみんなが衝撃を受けているところが興味深い。当たり前のことをさらっと言ってのける六太の冷静さが光る場面だったと思う。


・ウミガメがやってくる

 完全に六太に一本取られた感じになったケンジ。二人が酸素補給を同じタイミングでしている。ケンジは家族のためにも、という思いで何としても月へ行くと意識が先行している。そのケンジに、せっかくチャレンジするんだから、少しでも無理しようぜと言われて、さらに一本取られる感じ。

 その言葉でケンジはモヤモヤしていたものが晴れていく。ここでも六太の言葉がきっかけ。全体的に六太が場を変える力を持っているという感じを残している。そこにウミガメがやってきて、幸運が近づいてきた感じ。もしかしたら、この二人は共に月ミッションにアサインされるのではなかろうか、そんな予感がした。


 この先、六太とケンジはどんな結果を残すのか、興味が続く1話だった。

 前回感想→こちら

 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!




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