こんにちは、Dancing Shigekoです!
湿った地面対策は間に合うのか。
今回はアニメ『宇宙兄弟』第60話を紹介します!
[内容]
#60 海人と宇宙人
六太とせりかはホテルに戻り、他のメンバーは会場で抽選の順番を待ちながら、対策を検討していた。抽選の結果、六番手。
対策を取ったE班のローバーは泥にも負けず、ゴール200メートルまで到達する。アスキャンチームの中では2番にまで上がるのだった。
1位は日本の民間企業。海人のTシャツを着た青年がいるチームが圧倒的な強さを見せて優勝するのだった。
[感想]
カンバックコンペティションが開催される一話。
<見せ場は最後に待っている>
・忘れた頃に戻ってくる人物
カンバックコンペティションが淡々と進んでいく。
六太のいるEチームの試合を無事終わり、そのまま夕方の最終結果まで終了。
大会後、優勝チームの日本の民間企業がE班と話す機会がある。応援しているというその民間チームが、うちのリーダーが絶対優勝してこいと指示を受けてきたという。
そのリーダーに結果報告をしている民間企業のメンバー。すると、六太たちのファンだといって電話を変わる。
何も知らずに、ファンを相手にする感じで、電話に出る六太。
その後の場面が実にいい。
六太が発した言葉に新田もせりかも反応。この場面は実に良かった。
六太が言ったのは「ふくださん!?」
そこから蘇る福田さんとの出来事。スカイツリーに一緒に出かけて行った六太と福田さんとのエピソード。完全に忘れ去られていた存在の福田さんがここで、きっちりと戻ってくる。六太と別れた時に、一緒にロケットを作らないか、と誘ってくれている友人がいて、そこに行くつもりだ、と当時言っていたあの場面が、こんな形で生きてくるのだから、すごい。
全員の時間が刻一刻と流れていて、頑張っているのは六太たちだけではないというのが感じられて、涙が浮かんでしまった。
<もっと見せてくれてもよかった?>
・ピコとビンセントの反応
一方、その感動的な場面と対照的に物足りなかったと思う部分もある。
大会でアスキャンチームで二番手になったE班に対して、ピコやビンセントらの反応が全くわからなかったこと。もっと試合後の反応を見たかった。
とは言え、雨が降ったことを知ってもほとんどのチームは笑って何も対策をしないと言っていたのに対して、E班だけは慌てて対策を検討している、とラリーがビンセントに報告する。
それを聞いたビンセントが「E班はとことんトラブルが多いチームだ」とは言ったものの、その言葉の中には、それでもそのトラブルを乗り越えてくるあたりは大したものだ、と思っている感じがあったのは良かった。
・他のアスキャンチームの反応
パラシュートで直接ゴールを目指そうとした班や、対策を取らなくてもいいと言って、そのまま挑んで泥地帯で動けなくなった班などがある中、E班は見事に応急措置が功を奏して、泥地帯を突破。
そしてゴール200メートルまで辿り着く。
スポンジのタイヤをシリコンボンドでコーティングして、ヒーターで固める。それで弾力を保ちつつ耐水性を上げたという、この工夫に対して、他のチームがもっと驚き、感心している場面があっても良かったのに、と正直感じる。
あまり他の班の頑張りを褒めるような感じの人間関係ではないのだなと感じて、少し寂しい気もした。
・ホテルに戻った六太とせりか
六太とせりかがホテルに戻って、スポンジタイヤを守るための道具探しを始める。
この場面、六太がせりかと二人っきりになったのだから、六太の得意の妄想があっても良さそうな気がしたのだけれど、意外と真面目。二人で手分けして道具を探して周り、一通り適当なものを手にしても車に戻る。
そんな展開。
少しばかり六太がどんな妄想をするのか見てみたかった。
<パンチに欠けた場面>
・アマンティ渾身のハンドパワー
未来を感じることができるというアマンティ。
みんなその力をどう勘違いしたのか、未来を変えることができる力とか透視能力的に考えて、コンペティションの競技順番を最後の16番を引いてくれたらいい、という。
誰がくじ引きするのか?という質問に、みんなが揃いも揃ってアマンティを見て、アマンティが仕方なくくじ引きに行く。
そしてアマンティはくじ引きの場で、両手をあげて、未来を読もうとしている。
この場面、微妙。アマンティがくじ引き担当になるところまでの流れはコミカル。真壁までもがアマンティと思っているあたりに面白さがあったのだけれど、くじ引きの場で静かに両手をあげて、瞑想している様子は、どちらかというと迷走している感じで痛々しかった。
この場面はいらなかったかも?
次はどんなミッションが待っているのか、六太たちの評価はどうなったのか、次が気になる一話だった。
前回感想→こちら
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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