こんにちは、Dancing Shigekoです!
日々人どうなった?
今回はアニメ『宇宙兄弟』第40話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#40 天国で地獄
日々人はリフティング渓谷に落ちていた。ダミアンと離れ離れになってしまう。徘徊していると、そこにはギブソンがあった。しかしバッテリーが切れていて動かない。照明弾をあげようか考えていると、先にダミアンが照明弾を上げる。照明が届くうちにダミアンと合流。体温調節装置が故障したというダミアンは死を覚悟していた。日々人はギブソンを使えば、ダミアンを運べると考えて、一旦戻ろうとするのだったが、崖から転落してしまうのだった。
[感想]
月面でのサバイバルが始まる一話。
<月面で事故に遭った時>
・ブライアンが遺した言葉
日々人は暗闇の中、一人放り出されて、どうするべきか考えを巡らせている。その中で、ブライアンの言葉を思い出す。宇宙での船外活動は二人一組で行うのがルール。どちらか一方に何かあったときに助けられるようにと言うのが考え。
その考えに加え、もう一つルールがあると言う。それはどちらかが倒れて助からないと判断した場合は自らの命を優先すると言うもの。ブライアンがその言葉を遺している。孤独な環境で日々人はその言葉を思い出す。ブライアンのいう、どちらか一方が助からないと判断した場合の状況に今、陥っているのだろうと感じている日々人。ダミアンを探すべきなのか、割り切って自分だけが助かる方法を考えるべきなのかと迷いが生じる。
ブライアンが助かる方の命を優先する、の原則を口にした時に、一緒に行っていたことがある。実際は、どうなんだろうな。俺には分からない、と呟いていた。頭ではわかっていても、行動できない心境。その状況をどうやったら想像できるのか。
日々人はそういった心の葛藤と戦い始めていたのだろう。だから、ダミアンが照明弾を上げたのを見て、まだダミアンが生きていることが分かって、どんなに安心したことか。生きているとわかっていれば、助けに行く、と考えれば良いのだから。
この状況、会社員という立場の人間では体験することのない世界のように思う。死ぬかもしれない、と思って仕事をするというのは、改めて宇宙飛行士というのが、異質な仕事なのだと思う。
いつの日か、宇宙に安全に行けるようにするために、今の宇宙飛行士たちが頑張っているのだと思うと、尊敬の念を抱く。
・息子に伝えた言葉
日々人がダミアンの息子を肩車して、クリスマスツリーの飾り付けをさせている。その中でブライアンがプレゼントしてくれた悪魔の飾りもある。それを手にしながら、ブライアンは死んだんじゃなくて、月に残っているのだと、ダミアンから聞かされたと言う。その言葉を信じている。そして、もしダミアンが月に行って戻らないことがあったら、それも死んだのではなくて、ブライアンと一緒に月に残ってきた、と言うことだから悲しむ必要はないと言われている。
子供にその理屈は通じるのか。信じていそうな、そうでないような。ただ帰って来なかったらやっぱり寂しいかな、と言っているあたりが本心なのだろうね。
宇宙飛行士を親に持つ子供は、いつもこう言った死の可能性を意識させられて過ごしているのかもしれない。
<できることを>
・星加が動く
JAXAにも日々人からの信号が途絶えたと連絡が入る。星加は、その連絡が途絶えた地点を聞くと、迷わず、自分達が飛ばしている衛星でも、その辺りの写真を撮って、地形がどうなっているのかを明らかにしていこうと指示を出す。
ただ結果を待つを見守るのではなく、何かできることを考えて行動に移す。星加がこのポジションにいるのは、そう言った決断と行動力があるからなのだと感じる。星加のような人と仕事をすると自分の成長にもつながりそうと感じる。
<谷の底>
・太陽の日の光が届かない場所
ダミアンの体温調節装置が壊れる。ダミアンは「太陽の光が届かない月の影の部分は-170℃。体が冷えていくのが分かる。」と言う。宇宙服を着ていても、その外気温だと中はあっという間に寒くなりそうな気もしてしまう。体温調節装置が故障していても、すぐに凍死しないのだから、NASAの技術というのはすごい。
日々人、どうやってこの窮地を脱出するのか!気になる結末だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
Comments