こんにちは、Dancing Shigekoです!
12歳以上のワクチン接種が広がっている。これでだいぶ広範囲にワクチンが行き届きそうです。今年の末には少し落ち着いていますように。
さて、今回はアニメ『ヒカルの碁』を紹介します!
[基本情報]
原作:ほったゆみ、小畑健
監督:西澤晋、神谷純、えんどうてつや
囲碁アドバイザー:梅沢由香里
主題歌:
dream「Get Over」
HAL 「I’ll be the one」
片瀬那奈「FANTASY」
Kids Alive「ボクらの冒険」
観月ありさ「ヒトミノチカラ」
dream「SINCERELY~ever dream~」
shela「Days」
dream「MUSIC IS MY THING」
[登場人物]
進藤ヒカル:川上とも子
囲碁には無縁だった小学6年生。祖父の家で見つけた碁盤にとりついていた藤原佐為の声を聞く。
本作品の主人公。囲碁の素人だったヒカルが急速に成長していく姿が頼もしい。
藤原佐為:千葉進歩
平安時代の碁打ちで、本因坊秀作に取り憑いていた。ヒカルが声を聞いてくれたことで、ヒカルに取り憑く。
とにかくその強さがすごい。囲碁に対する情熱が滲み出ていた。駄々をこねるときのギャップが微妙。
塔矢アキラ:小林沙苗
囲碁界のトップ棋士 塔矢名人の息子でヒカルと同い年。同年代にライバルがいなくて物足りないと思っていたところにヒカルが現れる。
囲碁に取り組む姿勢、集中力が人並外れている。ヒカルを追いかける必死さがすごい。
[内容]
進藤ヒカルに平安時代の碁打ち 藤原佐為が取り憑く。本因坊秀作として有名な寅次郎にもとりついていたと言う佐為は、神の一手を目指していた。
ヒカルは佐為に碁を打たせようと思い、立ち寄った碁会所に同年代の塔矢アキラがいた。碁石を持ったこともないヒカルは塔矢に勝負を申し込む。佐為に言われるがままに碁石を置いていくヒカルは、塔矢アキラに勝利するのだった。
同年代にライバルがいないと思っていた塔矢アキラは、ヒカルをライバルと考え、もう一度勝負をしようと申し入れる。しかしその対局でもヒカルは佐為の言われるがままにさしていき、中押し勝ちするのだった。
こうして出会った2人はやがて囲碁界を引っ張っていくべく、成長していく。
[感想]
ヒカルと塔矢アキラのライバル関係を描く碁のアニメ。
・ヒカルと塔矢のライバル関係が羨ましい
最初の二局で圧倒的な実力の差を見せつけられた塔矢がヒカルのことをライバル視する。そして必死に勉強して、ヒカルとの対局を望む。
一方ヒカルは、圧倒的な強さを持つ佐為の碁に接しているうちに、自分でも碁を打ってみたいと思うようになる。そして囲碁の勉強を始める。塔矢が対局しようって言っても、もう打たないとそっぽを向く。中学の囲碁大会に出ると知って、その大会に出る塔矢。そこまでして戦いたい相手という関係が羨ましい。
そんな期待をしていた塔矢が大会でヒカルに失望させられる。今度はひかるが塔矢を追う番になる。そう言った2人のやりとりが、とても自然な流れに見えて気持ちいい。そしてカッコ良い。とにかくこの2人が関係すると、ワクワクする展開だった。
・誰もが一目置く存在のヒカル
そんな2人の関係とは別で、ヒカルはいろんな棋士に注目される。塔矢名人、緒方九段、さらには本因坊の桑原。と言ったトップのプロ棋士。桑原本因坊は、ヒカルの中に佐為の影を見たように見えたから面白い。それでいて本質を見抜いているのだから興味深い。
さらに日本棋院の院生 和谷、伊角、越智と、みんながヒカルの中に潜むものに興味を持つ。それなのにヒカルは期待外れの碁を打って、期待を裏切っていく。
ところがある時、覚醒の気配を見せる。あれはどのあたりだっただろうか。プロ試験で、ヒゲゴリラにやられた後だっただろうか。もっと大人との対局に慣れた方がいいと言って、碁会所を廻り始めたあたりで覚醒。
韓国の棋士とも戦って、成長していく様子が気持ちよかった。
・謎を残したまま消えていく佐為
決して名前を出すことのできない佐為。ヒカルがたまに佐為に対局をさせて、その度に実力を存分に発揮するものだから、みんながヒカルに驚かされる。やりすぎはよくないって思いながらも、どうしても勝つ必要があるきには佐為に打たせて、圧勝する。ありえない劣勢から逆転するなど、とにかくすごい。
徐々にヒカルが自分で打ちたいって思うようになってから、佐為が実際の対局に現れることは少なくなるのだけれど、ネット碁では存分に佐為に打たせて、世界中が注目する存在になっていく。
そんな注目の佐為について、最後までヒカルは語ることなく終わっていく。一見すると、佐為って可哀想な存在って感じる。ところが、ヒカルの中に佐為が住んでいることを感じとる塔矢アキラ。この辺りの流れが実に上手。そうつなげてくるのかと感心してしまった。
全体を通じてヒカルと塔矢アキラのライバル関係が中心ではあるけれど、佐為が対局するときの切れ味が心地よく、囲碁を打ってみたくなる良さがある作品でした。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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