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映画『EMMA/エマ 人工警察官』は人工知能と人間との共存を描く

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2020年10月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年12月27日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今日は朝から散髪に行ってきた。9:00には到着していたのですが、すでに待ち時間が発生していた。そして自分の時は、カットの最中にうとうととしてしまった。無事、カットが終わり、よかった。


 さて、今日は映画『EMMA/エマ 人工警察官』を紹介します!


[あらすじ]

 ビトゥロ警部に研修生のエマが配属された。そこにジェニーが殺害される事件発生。現場検証に立ちあったエマは驚異の分析力でジェニーが妊娠していたことまで当てる。それを不自然と思ったチーム員は彼女の身辺も調査することにした。ところがデータが消されていたということで、ビトゥロ警部は事実確認のためにエマの配属を命じた上司のところに向かう。そこで知らされる事実。エマはロボットであり、人工知能を積んでいるということだった。それを聞かされたビトゥロ警部は戸惑いながらも彼女と協力して、ジェニー殺害の犯人を突き止める。さらに医大生のフローランが溺死した事件の真相解決にも絶大な働きを見せるのだった。

[感想]

 人工知能ということで分析力抜群の現場担当が現れたら、どんな感じになるのか。そう言った世界を描写している。ロボコップみたいな無敵な機械警官とは違い、知性で人との差を見せていく展開で、ここまで精度よく物事を解決できてしまうとしたら、果たして人間の警察官は必要なのだろうか、と疑問を投げかけて来られた印象。  そう言った完璧な人工知能の警官だけれど、謎な部分も残る。最後の場面で、エマが周りのマンションの中で家庭生活や恋人たちの様子を見て、人の生活習慣をさらに学習していく場面があるのだけれど、そこに人間の恋愛感情を学ぶ姿勢が描かれていた。続編ができるとしたら、ビトゥロ警部との関係が危ぶまれるのかもしれないと感じる終わり方だった。今回はそう言った機械らしからぬ感情は抱かずに最後まで行っていたので、シンプルでよかったように思った。  続編と言えば、エマが休息しているときに入って来た人は誰だったのか。スマホでデータの転送をしたのか、ダウンロードしたのか。何やら伏線じみた内容もあったのは、非常に憎い演出と感じた。

 二つの事件の謎解きも結構、緻密に展開されていて、そういうミステリー要素もしっかりあって、作品として完成度が高かった。その事件解決の糸口を人工知能を持ったエマが、論理的に割り出して行くのに対して、もう少し人間らしさを理解させるためにビトゥロ警部が見せる行動がまた興味深かった。特に、娘の迎えを忘れていて、エマが代わりに行ったことに対して最初は怒るのだけれど、それを後で素直にお礼をいうようになっていた場面などは実に印象的。こういう素直さを見せる当たりが、人間らしさのように思った。実に意味深で、深い内容の作品だった。


 鑑賞日:18年10月1日


 皆様の感想も是非お聞かせください!


 それでは、また明日!


 
 
 

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